いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

病院の花壇の花の秋うらら(あ)

 職場から直行で大場の病院へ向かう。月に一度の定期検診である。

 病院は今日も混んでいた。午後診の始まる3時前には病院に到着していたが、駐車場はすでに満車。待合室のベンチも全て塞がっていて空いているベンチはなかった。

 待合室の壁には、水曜の午後は混むので別の曜日にしてほしい旨の張り紙がしてあるが、私は週29時間勤務の関係で水曜しか病院に行けない。混雑の原因の他の人もほぼ同じ事情で、水曜の午後しか都合がつかないのだろう。水曜が混むのはある意味やむを得ない。

 待合室で名を呼ばれるのを待っていたら、元気のいい(声がでかい)ご老人が受付に「インフルエンザの予防接種に来た。予約はしていないができるか」と言っている。受付スタッフが「少々お待ちください」と言って奥へ引っ込み、程なく出てきて「○○さんは、ついこの間インフルエンザの予防接種は済ませてありますね。だから今回は接種しなくて結構ですよ」と伝える。

 しかし、その元気のご老人は「でも受けたいんだよ」と食い下がる。どんだけ心配性なんだと思うが、ご老人が廊下の奥のベンチに座ったところをみると、希望はかなったようだ。

 私はこれまでインフルエンザの予防接種をしたこともなければ、インフルエンザにかかったこともない。診察後に主治医から「受けませんか?」と言われたが、「結構です」と断った。病院側としても、今回は新型コロナのこともあるし、インフルエンザの患者さんで病院が密になるのを避けたい思いが強いのでしょう。かなり神経をピリピリさせている感じが伝わってきました。せっかくだから、今回ばかりは予防接種を受けてみようかな。

 検診の結果、HbA1c値が前回より0.4%も上がっていた。「そうそう、寒くなると上がってくるんでしたね」と主治医は納得したふうに言うが、数値がいい按配に下がってきたところだったので、私としてはややショック。でも、処方の薬はこれまでどおりで変わらず。ということは、生活もこれまでどおりでいいってことかな。いや、少しは気に留めておこう。

 血圧は上が標準値をオーバーしていたが、だからといって職場の健康診断のようにもう一度測ることはしなかった。医療機関によって厳しいところと緩いところがあって基準がまちまちだから、弾き出された数値が標準を超えていたからっていちいちオタオタしない。大体、測る度に数値が違うんだから、どれが正しい数値なのか判らない。気になる自覚症状がないんだから、そんなのうっちゃっておけばいいんだよ、と思うことにした。

 

【今日の一枚】ペンタス。

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 病院の花壇に咲く。

 イエメンから東アフリカ原産で大正時代に導入された(「花しらべ」)。花冠が星形で、花火みたいにパッと開いてきれいですね。これといった花のない今の時期に、庭に植えたら映えるかも。

 

【書】「舌禍」ぜっか(No.489)

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 「①讒言(事実を曲げたり、ありもしない事柄を作り上げたりして、その人のことを目上の人に悪く言うこと)されて受ける災い。他人の中傷や悪口による災害。②自分の言説によって受ける災い。」(『旺文社漢字典』第2版)

 「舌」は、口の中から出ている舌の形。「した」をいい、「ことば」の意味にも用いる。甲骨文字の形はその先端が二つに分かれている形で、蛇の舌のように激しく動く舌であり、人の舌の形ではない。→白川静『常用字解』

 「禍」に活字に変換できないパーツが含まれているため、説明は省略。

 

【タイムラプス】10月21日(水)5:20〜7:09の伊豆長岡の空。27秒。

https://twitter.com/aisakajiro/status/1319040331535380480?s=21