いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

蜘蛛の巣に遮られ葉の落ちきれず(あ)

 昨日は雨、今日も雨かと思ったら日が出た。それで昨日洗濯し、部屋干ししていた洗濯物を外に出す。

 部屋干しした洗濯物は、夜通し扇風機で風を送ってあったのであらかた乾いていた。出た日光はすぐに雲に遮られたが、外の風に当てた方が洗濯物も喜ぶだろうと外に出した。

 洗濯物を外に出し、豆を挽いてコーヒーを淹れる。休日のルーティンだ。で、コーヒーを飲みながら漱石全集の続きを読もうとしたが、昨日仕上がらなかったディジタル画を仕上げたくて、Apple Pencilを手に取った。

 ディジタル画を仕上げ、疲れた目を休ませようと外に出る。庭にはまだ金木犀の芳香が残っていた(そういえば、いつぞやの縦書きコラムで、金木犀のシロップに触れていたな。オイラも作ってみるかな)。ポケットにiPhoneを忍ばせ、AmazonMusicからクラシックをたれ流して玄関アプローチの落ち葉を掃く。デッキチェアでコーヒーを飲みながらまったりできれば休日別荘気分だが、箒を持って落ち葉を掃くというのがね、どうにも生活臭が漂います。

 次に芝生の方に回って、そこに散り敷かれた落ち葉を熊手でかき集める。飛び石を取り除いた窪みに土を埋めておいたが、そのいくつかはすでに芝生が這い伸びて土が隠れてしまっていた。枇杷と柿の木の下はまだ土だが、そのうちそこも芝生に覆われてしまうのだろう。芝の繁殖力って結構すごいね。

 

【今日の一枚】蜘蛛の巣に引っかかった枯れ葉。

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 2匹の女郎蜘蛛が、八重桜とアケビ(木通)の間に巣を張った。台風14号の接近で、あらかた吹き飛ばされるだろうと予想したが、台風が逸れたことで巣は破壊されずに済んだ。それで、八重桜の枯れ葉をこうしてぶらんぶらんさせている。

 ここを通って北側の庭の草むしりをしなければいけないのだが、その前に、南側の庭の落ち葉をなんとかせねばと思って熊手でかき集めたら、45Lのゴミ袋が2袋にもなった。

 来週の土日は、いよいよ北側の草むしりだな。

 ところで、最近は芸人ヒロシの影響でソロキャンプというのが人気らしい。二束三文で山を丸ごと購入して、そこで誰に気兼ねすることなく自己流のキャンプを楽しむのだそうだ。

 ところが、どっこい。産廃の不法投棄だ、沢を汚して下流から苦情がくるなどと、山を管理するのが殊の外大変らしい。伊豆市のとある場所でも、それが今問題になっている。

 加えて山には藪蚊がいるヒルがいるマムシが這う熊が出る。下草も刈らねばならない。うちの庭の草を刈るだけでも大変なのに、そんなこんな考えたら、とてもじゃないけど山を持つ気にはなれませんね。

 

【書】「旬歳」じゅんさい(No.486)

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 「満一年。」(『旺文社漢字典』第2版)

 「旬」は、勹(ほう)と日とを組み合わせた形。甲骨文字は、尾を巻いた竜の形で、それだけで十日を意味した。→白川静『常用字解』

 「歳」の古い字形は、戉(えつ=まさかり)の形。のち戉の刃部に止(足あとの形)を上下にかき、今の字形では上部の止と下部の少の形がそれである。したがって今の字形は、戉と歩(步。止と少とを組み合わせた形)とを組み合わせた形。歳はもと戉で肉を切って祭る祭祀(さいし)の名で、おそらくその祭祀が年一回行われたので、その祭祀をもって年を数えたのであろう。→同

 

【ディジタル画】縦ムカデリレー(No.89)

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 前回の「6B(鉛筆)」を「ゲシンスキーインク」に変えてトレースした。これを描き上げるのに3日を要した。所要時間はトータルで6時間以上はかかっているだろう。

 アンカーを務める先頭の子の誇らしげな姿や、3番目、4番目の、いかにも楽しくて仕方がないといった表情を、どうしても描いておきたいと思った。

 修学旅行が中止になったこの子たちが、こんなにいい表情をしているのだもの、描かないではいられないよね。「いち、にい、さん、しい、そ〜れ。いちに、いちに」。そんな掛け声が聞こえてきそうだ。

 

【タイムラプス】10月18日(日)6:02〜8:01の伊豆長岡の空。29秒。

https://twitter.com/aisakajiro/status/1317954373964632064?s=21