いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

金木犀香を闇に浴び湯屋帰り(あ)

 私はマスクを玄関脇のフック(海岸から拾ってきた流木の枝)に引っ掛けてある。バイクの鍵を引っ掛けておくフックと同じ場所で、出かけるときにマスク着用を忘れないようにするためにそうしている。

 私は新型コロナが騒がれて市販のマスクがどこへ行っても手に入らなくなってから、口を覆う程度のマスクを「まめしぼり」で作り、それを着用している。

 押入れの奥からねぶたのハネトが使用する「まめしぼり」を大量に見つけ、これをマスク替わりにしたらよかろうと思った。織った繊維が程よく荒くできていて、試しに三つ折りにして口にあてがったら、ちっとも息苦しくない。これなら夏場も継続して使えそうだと判断し、5枚ほど用意した。

 用意するといっても、ただ適当な寸法で裁断し、それを三つ折りにして折ったところにゴム紐の輪をつけただけの、極めてシンプルなもの。ゴム紐も5セット用意した。

 一日一枚使っては週末にまとめて洗濯するが、最近は、裁断した部分の紡いだ糸がほつれて、鼻や口の周りがもそもそしてくすぐったい。それでも柔らかいからチクチクせず、使用感は悪くない。少なくともマスクをしないよりはいいら(伊豆弁)。

 マスクをバイクの鍵と同じフックにぶら下げてあるから、外出時にマスクを忘れたことはない。マスク着用は、今や外出時のエチケットと化している。人が洋服を着るのと同じように、つけるのが当たり前になっている。

 マスクをつけっぱなしでは、さぞかし暑かろうと思っていた夏も過ぎて、今は朝夕は長袖でなければ寒いくらいの季節になった。マスクの顔はすっかり見慣れたものになっているが、これからはインフルエンザの流行が心配。新型コロナと相まって、いよいよマスクは必需品になろう。

 気がかりなのは、もし発熱したとして、それが新型コロナのものなのかインフルエンザのものなのかの判断が素人では難しいということである。医者にかかるにしても、医者もどう扱っていいか困るだろう。とりあえず仕事に出ない学校に登校しないという手段は採れるにしても、原因がはっきりしないのでは薬の処方もできない。職場もどう処理していいか判らない。

 そのことについては、医療機関でも情報が共有されていないのではないだろうか。迫りくる喫緊の危機です。その危機を乗り切るには、一体どうしたらいいんだろう。

 

【今日の一枚】満開のキンモクセイ(金木犀)。

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 金木犀の花期は短い。週末から来週にかけて、台風14号の影響で秋雨前線が刺激され、伊豆も雨の予報です。雨は明日(10/7)夕方から降り始めるとのことで、となれば、甘い芳香を楽しめるのも明日まで。

 今日は仕事から帰って、畳の上にゴロンと横になり、窓を全開して金木犀の香りに酔いしれました。

 

【書】「光炎」こうえん(No.474)

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 「①燃え上がる火。ほのお。②盛んな勢い」(『旺文社漢字典』第2版)

 薪ストーブの燃え盛る炎を見ながら、行儀よく暖まっている図。私の生活の今を象徴しているようです。

 

【ディジタル画】3年の全級リレー(No.86)

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 体育の部の総合練習で、リレー種目の第一走者とアンカーが走った。練習とはいえ、本番さながらの闘志を燃やす。みんな自分のチームを勝たせたくて真剣に走る。どんなことにも一所懸命やる姿は美しい。

 今日撮った写真を見ていたら、どうしてもこのシーンを描きたくなって、写真をトレースして、ちょこちょこっと彩色してまとめた。これで約30分。「書」を仕上げるのとほぼ同じ時間。

 

【タイムラプス】10月6日(火)5:01〜7:02の伊豆長岡の空。30秒。

https://twitter.com/aisakajiro/status/1313606966590099456?s=21