いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

我が家にも来たか到頭曼珠沙華(あ)

 台風12号の進路が予想より東寄りになり、伊豆直撃の心配はなくなった。ひとまずはほっとしているが、まだまだ台風シーズンの序の口で、これから伊豆を直撃しそうな台風はバンバン来そうだから油断ならない。

 先月(8/19)にもらった薬が残り4日分になったので、台風の影響が懸念されたが、行くなら今日しかないと思って、大場の病院に行った。

 行ったらえらい混みようで、診察の順番が来るまで2時間近く待たされた。でも個人の開業医だから2時間で済むので、これが順天堂などの大きな病院だったら、どれくらい待たされるか知れやしない。

 私の住む近くにはドクターヘリを持つ順天堂大学医学部附属静岡病院がある。家から歩いて30分ほどだろうか。私が伊豆を終の住処と決めた一つに、この病院が近くにあったからというのがある。大きい病院は何かと安心だ。何が安心だかよく分からないが、でかけりゃ病気も治り安いと思うのだろうか。人はとかく大きな病院で診てもらうことを好む。

 最初は私もそうだった。糖尿病が発覚し、腰を据えて伊豆で治療すると決めて、最初は順天堂病院で診てもらった。が、初診の担当医がたまたま大場に病院を持つ女医で、今後の治療継続を考えると、大きな病院よりも町の小さな病院の方が小回りも効くし予約も取りやすいですよと勧められ、ではそうしますと今の病院に通うことにした。

 言葉は悪いが、体のいい引き抜きということになるのだろう。だけど、診てくれる先生が同じで、定期的に通って薬を処方してもらうだけなら何も大病院でなくてもよい。長くても2時間あれば事は済む。大病院だと、たかだか数分の診察に半日は待たされる。

 で、今日の結果は、血圧が標準値より高かった以外は前回とほぼ同じ。血圧は通常、寒くなると高まる傾向があるとのことで、標準値は超えているものの大して心配はしていない。夏の時期は血圧が安定していたこともあって薬を処方してもらってなかったが、今回の結果を踏まえ、服薬を再開することにした。

 今日の診察の終わりに、「糖尿病連携手帳」(第4版)を渡された。そこには糖尿病連携の概略と説明が載っていて、さらに繰ると「検査結果」のページがある。検査結果は、これまでもその都度もらっていたが、一冊の手帳にまとまると結果も比べやすい。それに眼科・歯科のかかりつけ医が記入するページもあって、なるほど、「連携手帳」とはそういうことなのね、の意図が見て取れる。主治医もいちいちカルテを開くよりは、この手帳を開けば一人の患者に対する複数のケアがたちどころに判るという寸法だ。

 こと糖尿病に関しては、一人の患者を取り巻く医療機関が協力しあい、より効果的な医療行為ができる仕組みになっていて頼もしい。

 手帳には「血糖コントロールの目標」というページがあって、そこには「合併症予防のための目標」としてHbA1Cが「7.0%未満」とあった。現在のところ、とりあえずその目標はクリアしている。今後目指すは血糖正常化だな。死ぬまで到達できそうにない目標だけど、な。

 

【今日の一枚】庭の彼岸花。

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 庭に彼岸花が咲こうとしている。どうした加減だろう、こんなところに彼岸花が生えるなんて。

 彼岸花は田んぼの畦道とか川の土手にずらり並んで咲いているのをよく見かけるが、まさか、我が庭に芽が出てくるとは思ってもみなかった。ここに住んで8年目になるけれど、こんなの初めてです。放っておいたら、また来年も同じ時期に同じ場所に芽を出すだろうか。

 

【書】「白駒」はっく(No.461)

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 「①白い毛の馬。②歳月。光陰」(『旺文社漢字典』第2版)

 『荘子』に「白駒の隙(げき)を過ぐるが如し」(白い馬が走り過ぎるのを壁のすきまからちらっと見るように、月日の経過するのはまことに早いこと)とある。気取った文章を書く機会があったら、ちょっと使ってみたい、かな。

 

【タイムラプス】9月23日(水)5:10〜7:10の韮山方面の雨空。29秒。

https://twitter.com/aisakajiro/status/1308895650181001218?s=21