いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

満ち満ちて池の木下闇深し(あ)

 昼、昼食を兼ねて三島駅へ新幹線遅延払い戻しに出向く。道中、気の利いたラーメン屋に入ろうとしたが、これといった店を見つけられず。

 駅みどりの窓口で後生大事に保管していた遅延切符を出す。戻ってきた料金を財布に仕舞い、改札口横の立ち食いラーメンに入る。結局昼飯はそこで摂ることにした。

 この店を利用するのは初めて。食券販売機をパッと見て決めたのが「ソースカツ丼」(480円)。「茶そば」も同額で捨てがたかったが、その時はなんとなくご飯物を食いたい気分だった。

 店内は「ソーシャルディスタンスにご協力お願いします」という注意書きが貼られていたが、客は私一人。昼の書き入れ時に客が一人じゃ商売上がったりだねえ。コロナ禍が収束を見ない限り、飲食店はこれからも苦戦を強いられるだろうな。

 ちょっと気になったのが、カウンターの高さ。立って食うから立ち食いそばなんだろうけれど、そういえば立ち食いそばは、子どもが利用するのを前提として作られていないことに改めて気づいた。何を今更なのだが、そうなんです。子どもは立ち食いそば屋に端から入れない作りになってるんです。小田原の箱根そばはちゃんとテーブルも用意されていて子どもも利用できるのに、三島はまだそうなっていない。なんとかしてやって。

 

【今日の一枚】と言わず、今日は「楽寿園」の写真を7枚ほど。

▼全くの偶然で、「県民の日」につき無料とは、行って初めて知った。ラッキー。受付で、県民である証拠を示す何かの提示を求められるかと思ったが、そのまますんなり入れてくれた。これを仮に「県民以外の人は入園料をお支払いください」と言われたら、言われた方はムッとするだろう。こういうのはどこから来ようが四の五の言わず全員無料でいいんです。

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▼ゲートを入ってすぐの案内板。説明には、「昭和30年代から環境変化の激しい国土の中で湧水現象が変化しつつあり」とあるが、今年の小浜池は満水状態(水深207cm)。満水はなんと、59年ぶりだそうです。

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▼きれいな湧水で潤う小浜池。池の向こうに楽寿館が建つが、今日は閉館。背後の茂みを抜けると、そこはもう三島駅。こんな駅の近くに静寂に包まれた庭園が残る奇跡に感謝。どうです、この透明度。これを見たら金閣寺も物ならず、です。

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▼小浜池から一段低い「はやの瀬」へ流れ落ちる清流。ダムが放水したみたいに轟々と水しぶきを上げていた。見ているだけで一服の清涼を味わうことができました。

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▼こちらは、別の角度から見た清流。写真左側が小浜池。水底に藻が茂り、藻が切れた先から渾々と水が湧き出ているのが見えるでしょうか。

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▼「どうぶつ広場」では、勢いよく吹き上げる噴水に子どもたちは大興奮。今日の三島の最高気温は35℃を超えたそうで、子どもに混じってお父さんも一緒にはしゃいじゃってます。

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▼「おきな島」の茂みに鴨のつがいがいた。写真に収めようとして水際に降りたら、とっとと楽寿館の方に泳いで行ってしまった。せっかく涼んでいたところを邪魔しちゃったかな。

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【書】「楽寿」(No.431)

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 三島の楽寿園を散策できたので、「楽寿」と書いた。

 

【ディジタル画】微笑むTシャツの男(No.76)

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 参照した画像は頭部がいくらか切れていたが、たぶんこうだろうと想像して補った。

 着ているのが無地のTシャツだったので、描き上げるのに2時間もかからなかった。

 

【温泉】一二三荘。

 

【タイムラプス】8月21日(金)6:17〜9:01の伊豆長岡の空。20秒。

https://twitter.com/aisakajiro/status/1296959702849302528?s=21