今日10日は定期購読している「ビッグコミック」発売日。だと思ったら、実際の今号発売日は8/7だった。
現在、「ビッグコミック」の表紙絵を担当しているのは金子ナンペイ氏。私が青春時代に親しんだ表紙絵は日暮修一氏が担当していた。日暮氏が病気治療のため入院した2011年秋から(翌2012年4月に亡くなった)、金子ナンペイ氏にバトンタッチされていた。
金子氏は表紙絵のイラストを仕上げるのに、4日〜7日程度かかると言っている。<https://mantan-web.jp/article/20181209dog00m200049000c.html>
たぶん元画像を参照して描いておられると想像するが、今号の台湾総統・蔡英文のイラストでいえば、腕時計の描写が半端ない。私だったら、それだけで丸一日かかりそうな精緻さだ。
私が毎号「ビッグコミック」を購読しているのは、漫画の描き方の勉強もさることながら、表紙絵のイラストのファンでもあるからである。私もいつかはあのように描きたいとずっと思い続けてきた。
金子氏はおそらく絵筆を使って描いているのだろう。私はiPad ProにApple Pencilで描いている。アナログとディジタルの違いはあるが、画像を元にイラストを描くことは共通している。ただ、私の場合、ディジタル画だから一枚仕上げるのに平均2時間あれば足りる。一枚に4日も一週間もかけない。第一、それだけ集中力が続かない。
ディジタル画の持ついろんな機能を覚えるよりも、数多く描くことに主眼を置いている。機能は使っているうちに自然に覚えるのがいいと心得ている。昔は、一つのアプリにいろんなマニュアル本が出版されたこともあったが、今じゃ、そんなのをいちいち読んでいる暇がない。たといマニュアル本があったとしても読んでいるそばからバージョンアップされるので、使っていく中で覚えていくのが堅実だ。自分が使いたいように使いこなせればいいので、使わない機能は捨て置けばいい。
踏切脇のコンビニに行ったら、コミック誌の棚に「ビッグコミック」が3冊あった。発売日から3日経つのに3冊も残っているのは珍しい。ほとんどの人が、私のように発売日を10日と勘違いしているのかもしれない。
ちょうど昼食時でもあったので、そのままコンビニを出て南條のガストへ向かう。ひと頃に比べて客足もだいぶ戻ってきたようで、店内は空席ボックスを探すほど混んでいた。この店の特徴として、テーブルに参考書を広げた高校生が多い。ドリンクバーをお代わりしながらガンガンに効いたクーラーで勉強するスタイルは「新しい生活様式」か。いやいや、そのパターンは前からあったな。
私は夏メニューの冷麺とドリンクバーを注文。それで「ビッグコミック」を読みながら2時間ほどそうしていたが、さすがにギンギンのクーラーでは体が持たず、早々に退散した。
熱中症対策として「こまめに水分補給をし、クーラーをつけるなどして」とテレビでもよく注意喚起するが、クーラーがある生活を前提とした物言いがいささか面白くなく、それを聞くたびに、だったらクーラーのない家はどうするんだ。ガストに金払って涼めとでもいうのか? とヘソを曲げたくなるのである。
【今日の一枚】赤く色づいた百日紅の葉。
色づいているのは、紅葉のようで見た目はきれいだが、実は枯れ葉の前兆。これがやがて茶色になって落下する。この時期の百日紅の葉は青々として、枝の先にはピンクの花を咲かせるが、玄関アプローチに覆いかぶさっている箇所は、すでに死に体になっている。
南隣家側の百日紅は盛んに花を咲かせているが、我が家屋側は花の盛りだというのにこのありさま。先日、枝を2本剪り落としたが、この枝もまた剪り落とさなければならないか。葉がすっかり落ちて、裸木の様相を呈してからでも遅くはあるまい。だいたい、この猛暑では外で作業する気になれない。
【書】「合図」(No.422)
これまで線で囲われた部分にだけ色を加えてきたが、「圖(図)」の「囗(くにがまえ)」の黄色の塗りはないほうが良かったかもしれない。
【ディジタル画】口をつぐんだ老女(No.72)
トレースは「6B(鉛筆)」でざっくり輪郭をとった後、「マーキュリー」ブラシでペン描きした。
最初は、いっそのこと、塗りも「6B(鉛筆)」にしようかと思ってそうしたら、ざらざら感が気に入らなくて途中でやめた。
背景と肩の輪郭が曖昧に溶け合っている雰囲気を表現したくて、インキングした線を消しゴムツールで薄くしてみた。それと、目と鼻の線も薄くした。少しは私の描きたい絵に近づいてきたかな。
これで約2時間半。
【温泉】一二三荘。
【タイムラプス】8月10日(月)7:03〜9:15の伊豆長岡の空。32秒。
https://twitter.com/aisakajiro/status/1292981063497654279?s=21
今日はちょこっと富士山が見えましたね。