いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

そろそろと庭の晩生の百日紅(あ)

 今日は一学期終業式。いろいろあって、やっとこさたどり着いたといった感じです。

 終業式は密を避けて放送で行われた。電子黒板にパワポの資料を用意し、その説明をテレビで行なった。テレビの映像は放送室で撮影され、パワポの操作は担任の手を煩わせた。

 なるほどそういう使い方があるのかと思った。卒業式と入学式を除けば、これからはそれがスタンダードな式のあり方になっていくのかもしれない。

 テレビでの終業式後、担任の先生が、クラス全員に(といっても4人だけだが)一学期の振り返りを発表させた。それで私も、この場を借りて一学期を振り返ってみようと思う。

 4月は3日間だけ出勤した。4/3の支援学級担当者打ち合わせ、4/6の始業式、4/7の入学式の3日間。始業式で新年度の特別支援学級に入ったが、今年度は新入生がおらず、全員が顔見知りということで自己紹介もなかった。桜並木もそろそろ葉桜になりかけていたが、道路に散り敷かれた花びらを両手で掬(すく)い取って、桜吹雪と洒落て記念撮影をした。

 教室に戻ってクラス目標を決めた。翌4/7の入学式の日に、4/8〜4/19が臨時休校になると放送で流れた。そして4/19までと発表された臨時休校は、その後5/31までと延長された。

 その間、巷ではオンライン学習が話題になっていたが、我が校は学年で日を決めて課題プリントを配るにとどまった。私もこれを機会にZoomなどを使って子どもたちとビデオ会議のようなものができたら面白いと思ったりもしたが、そう思っただけで、具体的には何もしなかった。支援員という立場もあるし。

 臨時休校期間中は、買い物とか湯屋への行き帰りに、地区の小公園のベンチに座っている3年の女の子の姿をよく見かけた。私は手を挙げて挨拶する程度だったが、どこか退屈な日々を持て余しているように見えた。早く学校が再開してほしい、学校で友だちといろんな話をしたい、もう家ごもりはうんざりだ、そんな顔つきだった。我がクラスの子たちもきっとそうだったんだろうな。

 6月から学校が再開して、活気が戻ってきた。全員マスクという異様な光景の中ではあったが、みんなみんな再開を喜び合っているふうだった。新型コロナ感染を防ぐために三密を避けるとはいっても、学校ではそれがなかなか難しい。それでも授業をいろいろ工夫し、今日まで新たな感染者を一人も出さなかったことは称賛していいと思う。

 明日から夏休みに入り、家族であちこち出かける機会も増えよう。今後どうなるか判らないけれど、私も含めて、ぜひ夏休み明けも現状維持と行きたいところである。

 具体的なことはここでは言えないが、学期中に一度だけ、一人の子に対して思い余ってつい個別指導をしてしてしまったことがある。後で担任の先生に、一支援員の分際で差し出がましいことをしたと謝り、先生はお気になさらずにとおっしゃってくれたけれど、実はそのことが今も心に引っかかっている。

 

【今日の一枚】ようやく咲き始めたサルスベリ(百日紅)。

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 うちの百日紅はどうも晩生(おくて)で、周りの庭の百日紅は先月から花を盛りに咲いているのに、8月になってもちっとも咲く様子がなかった。それが、ここへきてようやく神楽鈴のような蕾を枝の先につけ、それがパラパラ咲き出した。

 百日紅というくらいだから、薄ピンク色の花は百日ほど咲き続けるとのことだが、うちの百日紅は例年、そんなに長くは咲いていない。周囲に比べてだいぶ遅く咲くことといい、花期が短いことといい、樹木そのものが弱ってきているのかもしれない。少し剪定をしてやったほうがいいだろうか。

 

【書】「夏祭」(No.419)

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 「インカ」ブラシで書いた。「夏」の形が面白い。いかにもこそこそ気弱な夏の虫といった体(てい)。「祭」は、切った生贄の肉を右手で清めている図か。

 背景は、ねぶた祭の灯りをイメージした。

 

【温泉】一二三荘。

 

【タイムラプス】8月7日(金)4:38〜7:15の伊豆長岡の空。39秒。

https://twitter.com/aisakajiro/status/1291883287267274755?s=21