いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

夏の夜の軽やかに噛むセロリなど(あ)

 水曜は会計の日と決めて、仕事を終えたら真っ先にJAに行くことにしている。それで自治会会計グッズが入ったバッグを職場に持参する。

 前回は、郵便局に先に寄って出金手続きをしたためにJAに行くのが少し遅れ、JAに入ったのが3時近くになってしまった。で、出入金手続きを終えたのが午後3時過ぎ。

 窓口の人は、手続きの全てが済んだ後で「次回はもう少し早く来てくださいね」と優しく言ったが、あんたのせいで定刻の3時を超過しちゃったじゃないのと咎められているようで、いささか面白くなかった。仕事を終えてすっ飛んできての時間なんだからしょうがないら。

 今日は、郵便局へ寄る用事もなかったので、前回と違って余裕があった。それでもJAを出たのは午後3時近くになっていた。

 JAを出ると、外は頭がクラクラするくらいの炎天だった。考えてみれば、今は8月、夏真っ盛りだものね。なのに、この暑さでも普通に授業をしている。

 JAから家に帰ってまずしたことは、窓という窓を全開にすること。我が家にはクーラーがない。扇風機もない。これで真夏の炎天下にどうやって暑さをしのぐかというと、窓を全開にするのである。これで十分に涼しい。セキュリティ上は大いに問題ありなのだが、電気などなかった昔の人はそうやって過ごしたのだから私にできない理由はないと、パンツ一丁でゴロンと横になるのである。

 疲れが溜まっているのだろうか。絵を描く気が起きない。スマホのメールチェックをする気も起きない。ひたすら眠い。窓から差し込む西日を避け、足を椅子に乗っけてiPadでクラシック音楽を流して目をつむる。

 30分ほどそうやって過ごすと、気力が幾分蘇る。が、そこからだらだらメールを読み始めると、そろそろ湯屋へ行く時間が迫ってきて、まあ、たまには絵を描かない日があってもよかろうと、それで、絵を描くのをやめて湯屋の支度をするのである。

 

【今日の一枚】晩酌のつまみ。

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 メインは、写真いちばん奥の野菜盛り。

 野菜のうち、ピーマンとニンジンは、今日、学校の畑で採れたもの。基本的に学校で収穫した野菜は、子どもたちに分けてその日のうちに家に持ち帰ってもらうが、ピーマンは辛いと言って不人気で持ち帰りたがらない。それで、大抵私が持ち帰る。というか、私の知らないうちに勝手にカブのボックスに入れられている。

 今日はそこへニンジンも入っていた。ニンジンは今日初めて収穫した。市販されているような肥えたのと、ひょろっと細いのとあったが、細い2本だけがピーマンと一緒にボックスに入っていた。肥えたのはそれぞれ持ち帰ったのだろう。

 ニンジンの匂いをかぐと、あのニンジン独特の匂いがプンとして、形も細めだし、これはスティックにして食うしかないと決めた。ピーマンとニンジンだけじゃちょっと寂しかろうと、湯屋の帰り、スーパーでセロリを買って加えた。冷蔵庫に長芋(青森産)が残っていたはず、これも加えてやれと思ったら、長芋は傷んでいて、ゴミ箱へポイ。

 

【書】「歌声」(No.418)

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 字を「インカ」ブラシで書き、背景の模様を「フレスコ画」で描いた。

 「歌」は『古代文字字典』の甲骨文に一例しかなく、選択に迷うことはなかったが、「声(聲)」はたくさんあって選択に迷った。

 「声」のパーツがバラバラな嫌いがないではないが、右の「歌」に先導されたへっぽこ楽隊のようで、面白く仕上がった。書もこういうふうにカラフルにすると面白いね。

 これも、ディジタル技術が進んだ現代だからできる技です。

 

【温泉】一二三荘。

 

【タイムラプス】8月5日(水)5:12〜7:10の伊豆長岡の空。29秒。