いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

紛れなき我の採れたてミニトマト(あ)

 このところ、毎日絵を描いている。下手の横好きで、ちっとも上手くならないが、絵を描いているとつい夢中になって時間の経つのも忘れてしまう。

 「Un splash」という、フリーランスな高質画像を無料で提供しているサイトがあって(商用として使ってもいいという太っ腹)、私はいつもそこから絵になりそうな人物画像をダウンロードしている。その画像を「Pro create」に貼り付け、いろんな種類のペンでトレースし、それに色を塗って楽しんでいる。いわば、塗り絵のディジタル版、ですね。

 街の本屋には「大人の塗り絵」なる雑誌が売られていて、ボケ防止に良いと人気らしい。が、何のことはない、私はそれを、雑誌を買わずにタダで楽しんでいるのです(電気代はかかるが)。

 ひと頃は漢字クロスワードにハマったこともあったが、今はカミさんにその趣味を譲り、私はもっぱら塗り絵に専念している。ただ、私の方法は「ディジタル画」だから、市販の塗り絵と違って、もともとなぞり線がない。ないから自分で描く。それを面倒と思うか楽しいと思うかで、趣味になるかならないかが決まる。私は楽しいと思うから趣味になり得ている。元来、趣味とはそういうものだと思う。やって楽しくなかったら趣味ではない。

 なぞり線から描き起こして、何がいちばん難しいかといって、シャドーの描き方がいちばん難しい。画像は基本的に3Dだから必ず光源があって影がある。そのハイライトとシャドーをどう表現するかにいつも頭を悩ませる。悩ませるけど、ああ面倒臭いやめたやめたとはならない。上手い下手は別にして、毎日でも絵を描いていたいと思うのだから、それが自分でも不思議。

 

【今日の一枚】ミニトマトで晩酌。

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 ミニトマトは、たぶんこれがラス前の一盛り。残りのミニトマトは数日後に採り尽くされる。

 湯屋から帰ってきて、流しの生ゴミを庭のコンポストに捨て、空になったボールにミニトマトを摘んで家に入った。すると、入った途端にパラパラと波板屋根を叩く雨音が聞こえた。ふう、ぎりぎり雨に濡れずに済んだ。

 収穫したばかりのミニトマトを洗い、皿に盛って和室カウンターの椅子に腰を下ろす。窓を開けて風を部屋に入れ、ハイビャクシンのなくなった庭を眺めながら、おもむろに焼酎をちびりと呑る。と、かなかなかな。蜩(ヒグラシ)の哀愁を帯びた鳴き声がどこからともなく聞こえてきた。

 そんな、何気ない夕暮れのひと時が愛おしい。

 ブログを書いて、絵を描いて、目が疲れたらクラシック音楽を垂れ流してゴロンと横になる。いけね、洗濯機を回してたんだよっこらしょと立ち上がって洗濯物を干し、庭に出て草むしりをやる。おや、甘夏の葉に空蝉がしがみついてますよ。大きさからして、羽化したのはクマゼミだな。さっき枇杷の葉陰に隠れたのは、スズメバチのようだったが、さては、近くに巣でもこしらえたか。厄介な奴が出てきやがった。枇杷の下はだいぶ雑草が目立ってきたが、スズメバチと鉢合わせしそうでやだなあ。今日の草むしりはこれくらいにしとくか。

 こんな具合で、この4連休は不要の外出を控えて、たっぷり自分の時間を楽しんでます。

 

【ディジタル画】棒を抱える老翁(No.61)

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 輪郭を「ドライインク」で描いている。彩色は「エアーブラシ」。

 背景には、「ペイント」の「スタッコ」というブラシを使った。

 これで約2時間。

 

【書】「麦酒」(No.412)

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 「Pro create」の「ブラックバーン」というブラシで書いた。かすれ気味の線で、それなりに面白い。背景の継紙風模様も「ブラックバーン」で塗った。

 今回初めて「レイヤーマスク」機能を使ってみたが、使ってみたというだけで使い方がちっとも判っていない。マニュアルがどこかにあるのだろうけれど、あってもたぶん読まない。アプリ「Pro create」は、どうせ趣味で使っているのだし、いろいろいじってみて、へええ、こんなこともできるんだという発見を楽しむことにする。

 

【温泉】一二三荘。

 

【タイムラプス】7月24日(金)6:25〜9:01の伊豆長岡の空。38秒。

https://twitter.com/aisakajiro/status/1286851240815546369?s=21