いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

六月の己が臭ひに蒸せ返る(あ)

【今日の一枚】キッチンカウンターから見た六畳間。

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 コンロでミニトマトとホッケを焼いていたので、今日の晩酌はキッチンカウンターでグビッ。こんな部屋模様を眺めながら、今年も今日で早半年が過ぎたことをしみじみ思う。

 こうして見ると、左奥の食器棚周辺がごちゃごちゃしてますね。仕事のなかった臨時休校期間中に整頓しておけばよかったが、孫がちょくちょく来て、その面倒に追われて時間が取れなかった。

 今の家を前のオーナーから譲り受けたときは、囲炉裏の置いてある場所に4人がけのダイニングテーブルがあった。今から8年前の10月に、そのテーブルで東京の不動産屋を仲介に立てて売買契約の印鑑を押した。

 それで最初に手掛けた修繕は、大きなテーブルを撤去し、そこに囲炉裏を作ることだった。囲炉裏は、最初、床をくり抜いて土間とし、畳一畳ほどの囲炉裏を手作りでこしらえようと思っていた。で、そのために必要なものをネットで探しているうちに、ヤフオクでコンパクトな移動式囲炉裏が出品されているのを知った。

 出品者は鹿児島の人で、送料を尋ねたら2700円だと言う。囲炉裏を囲んで友と酒を酌み交わすことしか頭になかった私は、床を引き剥がして本格的な囲炉裏を作るより、こっちの方がいろいろ使い勝手が良さそうだと判断して入札してみた。そうしたら運よく落札でき、送料込みの1万ちょっとで手に入れることができた。

 囲炉裏がそこへ居座った段階で、修繕のテーマが定まった。全体を「まんが日本昔ばなし」に出てくるような家にしようとしたのである。それで、前のオーナーが自慢していた据え付けの大型石油ストーブを未練なく撤去した。昔の人がそうしたように囲炉裏で暖をとればいいやと思ったのだが、それが早とちりだった。冬場を迎えての寒さは、囲炉裏だけで凌げるほど甘くはなかった。修繕の手伝いに駆けつけてくれた横浜の呑兵衛ランナーは、唇を紫にして寒さに凍えていたものだ。

 やはり囲炉裏だけでは冬は越せないと判り、そこで薪ストーブを導入することにした。一般に伊豆は冬でも温暖でストーブなど要らないと思われがちだが、さにあらず。伊豆だって冬はストーブなしでは寒いのである。

 薪ストーブ導入の考えはもともとあった。が、それはピザ窯の代用として、屋外に設置することを前提にした考えだった。それで最初は室外に置いたのだったが、試し焚きしてみたら滅法熱い。これはピザを作るためだけの窯にしておくのはもったいない。ぜひ室内に据え置いて、暖を取りつついろんな調理に使いたい。というわけで、今のところに薪ストーブを置くことにした。

 これで冬の暖房はバッチリだと思ったが、唯一の欠点は、薪の調達が難しいこと。ホームセンターでも売られてはいるが、かなり割高で手を出す気になれない。それで、一人でいるときは薪ストーブを焚かないで、写真に見える六畳和室を締め切って石油ヒーターで暖を取っている。

 薪は、ピザバスを走らせて営業するご夫婦に頼んで、営業の忙しくない時を見計らって家まで届けてもらうようにしている。一昨年からそうしている。そこの薪はご自身の所有する山から切り出したコナラを中心とした雑木で、自分たちがピザを焼くときに使っているものだ。寸法や形は不揃いだけど、プロのピザ職人が使っている薪だけあって火持がいい。

 薪販売をする業者は全国に散見するが、自前のトラックで家まで届けてくれるところはそんなに多くない。以前は近くの木材店で出た針葉樹の端材を安く買っていたが、ネックは自分でトラックを運転して運ばなければいけないところにあった。車を運転しない私は、それで今は多少割高でもピザバス屋さんにお願いしている。

 

【ディジタル画】カフェで本を読む女(No.40)

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 背景だけ「ぼかし」を入れるつもりが、カウンターの部分にまで「ぼかし」を入れてしまった。それで逆に人物が際立つ画になった。これで約2時間。

 

【温泉】雨につき内風呂で我慢。

 

【タイムラプス】6月30日(火)4:29〜6:57の伊豆長岡の空。36秒。

https://twitter.com/aisakajiro/status/1278088948309319681?s=21