いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

果実酒の瓶の湿りや迎へ梅雨(あ)

 久々にアプリ「たて書きコラム」に目を通した。そうしたら、新旧ずいぶん入れ替わっていた。

 日経新聞「春秋」がなくなり、毎日新聞「余禄」が加わった。秋田魁新報「北斗星」は初めてお目にかかる。秋田県のコラムは東北6県のうち唯一無かっただけに、ここに新たに登場するのは素直に嬉しい。

 以下、新顔として加わったのは、桐生タイムス「ぞうき林」、奈良新聞「国原譜」、熊本日日新聞「新生面」、人吉新聞「瀬音」、沖縄タイムス「大玄小弦」、八重山日報「金波銀波」。

 目にしたコラムはその場で「メモ」に保存するのがこれまでの習慣だったが、仕事が支援員になってからはそれもしなくなった。定期テスト作成を任されたときは、作文問題をそこから作る必要があったのでせっせと保存していたが、その必要がなくなった今は、さらりと読み流す程度になった。

 が、それでも1日に目を通す量としてはコラム42本は多い。1コラム読むのに1分として42分はかかる。読んで面白く、文章の入り方やまとめ方、引き出しから醸し出される教養など、ためになることがあふれているけれど、毎日全部は読みきれない。絵を描くこととコラムを読むことと天秤にかけて、どっちを優先するかといえば、今は絵を描く時間を優先している。

 そんな中、新顔の熊本日日新聞「新生面」が面白かった。

 故桂米朝さんの十八番「100年目」という落語を引き出して、「『自粛警察』などという言葉まで生まれた堅物生活を経てみると、夜の街の不要不急さが改めて人間的に思える」とまとめる。夜のネオン街が新型コロナウイルス感染の元凶のように扱われる昨今の報道にちくりと嫌味をいうあたり、我が意を得たりと膝を叩く。こういう書き方をする新聞がまだあったんだなあ。いいねえ、熊本日日新聞。

 

【今日の一枚】一昨日(6/8)届いた布マスク。

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 4/7の閣議で全国の世帯に配布が決定した布マスクが、一昨日、我が家にも届いた。厚労省のホームページによると、配布状況は6/8現在で約77%(全国)、静岡県は40〜50%と出ていて、どちらも6/15(月)までには「概ね配布完了」としている。

 同ホームページでは「布製マスクは、使い捨てではなく、洗剤を使って洗うことで、何度も再利用可能ですので、新型コロナウイルスの感染防止を図るため、御活用下さい」としているが、見るからに小さくて使い勝手が悪そうで、思いつきのように唐突に配布決定されたことから「アベノマスク」と揶揄される。

 品薄感のあった市販マスクも普通に手に入るようになった今になって届いた布マスクだが、特別定額給付金ほどにはありがたみを感じない。大体自前で作るマスクで事足りている。皆さんは、それこそファッションを楽しむようにしてオリジナルなマスクを着用している。その方が見た目もカラフルで、一律の白いマスクよりも見ていて楽しい。

 私なんか、押し入れから出てきた「まめしぼり」だし。まめしぼりを三つ折りにしてゴム紐で作った輪っかを耳に引っ掛けるだけだものね。こいつを取り替えながら使って週末にまとめて洗濯する。

 「まめしぼり」といえば「祭り」。「祭り」といえば「元気でわっしょい」。これをつけてるだけで元気になれる気がするんです。てなわけで、せっかく届いた布マスクだけど、たぶん使いません。未使用のまま袋の中で黄ばんでいくだけだと思います。

 

【ディジタル画】ドライフラワーを持つ女(No.22)

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 湯屋へ行こうとしたら雨が降ってきたので、そのまま描き続けた。

 髪の毛に隠れた首の彩色と、手に持っているドライフラワーをどう描くかに腐心した。

 ドライフラワーは、レイヤーを別に立てて描いたらよかろうと思ってそうした。

 これで約3時間。

 

【温泉】雨につき内風呂で我慢。

 

【タイムラプス】6月10日(水)4:36〜7:19の伊豆長岡の空。20秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10223235533778836/?d=n