いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

焼酎や幼き夢をまろやかに(あ)

 小学生の頃、どんなきっかけだったか今ではすっかり忘れてしまったが、将来は漫画家になろうと思っていた時期があった。石ノ森章太郎(当時は、石森章太郎)の描き方を好み、「サイボーグ009」を模写して遊んだりしていた。秋田書店から出版された『マンガ家入門』(石森章太郎)で独学もした。

 中学生になって部活に明け暮れるようになってからマンガからしばらく遠ざかった。高校生になると益ます部活に熱を入れ、ラジオ講座で受験勉強をするようになって、マンガとはすっかり縁が切れてしまった。

 再びマンガに興味を示すようになったのは、大学に入って「ビッグコミックオリジナル」を愛読するようになってからである。「三丁目の夕日」や「あぶさん」や「浮浪雲」を貪るように読んだ。が、それはもっぱら読者としてであり、実際に描いてみたいと思ったことはなかった。

 大学を卒業して神奈川の高校に採用されてからも、漫画を描いてみたいと思ったことは一度もなかった。だけど、心のすみっこのどこかで、小学生の頃に抱いていた漫画家になりたいという思いがくすぶっていたのかもしれない。

 そこでいよいよ残りの人生をどう過ごすかという段になって、自分でも気づかずにくすぶっていた小さい頃の思いに火がついた。ずいぶん遠回りをしてきたように思うが、ようやくやりたいことのスタートラインに立つことができた。本当は、私は漫画家になりたかったんだ。

 

【今日の一枚】焼酎サーバー。

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 先日、韮山カントリーで行われたゴルフコンペの帰りに立ち寄ってくれた横浜の教え子が、焼酎サーバーを送ってくれた。突然のことで、びっくり。

 立ち寄ってくれたとき、「日本むかしばなしのような家だろ?」と、ぼろ家を紹介し、囲炉裏を挟んで小一時間ほど久闊を叙したが、そんなシニアライフに興を感じたかどうか、まさに日本昔話に登場しそうな焼酎サーバーをプレゼントしてくれたのだった。

 これはありがたいと、早速「いいちこ」をどぼどぼ注ぎ、3日そのままにしておけば遠赤外線効果で焼酎がまろやかになるという御託宣を無視して、せっかちに今日の晩酌で蛇口を捻ってぐびっと呑ったが、今日の今日でまろやかさが出ようはずもない。よしんば出たとしても味の違いなぞ判るわけない舌の持ち主は、いいさ、目で見る雰囲気も味の一つとうそぶきながらお湯割を作るのである。

 いいですねえ、これが台所のカウンターに置かれる風景は、まさに日本むかしばなしの世界に溶け込んだようです。殺風景極まりない一升紙パックとはわけが違う。酒は雰囲気で呑むものだということがよ〜く判りました。今日は特別です、と勝手に決めて、普段より一杯余計にお湯割をいただきました。ふう、いい日曜の晩だ。

 

【四コマ絵日記】学校再開(No.1)

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 Procreateを使って四コマ漫画を描いてみた。

 Procreateの用紙サイズに「コミック」というのがあったので、それに長方形を描き、コピペした。一回作ってしまえば、四コマ漫画の枠はずっと使えるので楽。これがディジタルの力。

 ずっとやりたいと思っていたことに、ようやくたどり着いた。と言ってもスタートしたばかりで、まだまだこれからですけど。できれは週一ペースで描いていきたいが、まあ、そんな気負わず、気が向いた時に描くようにしますわ。

 

【ディジタル画】サングラスの男(No.19)

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 6B鉛筆で下書きしたレイヤーを非表示にせず、あえてそのまま表示させた。でも、それだったら、スタジオペンで輪郭をなぞる必要もなかったな。

 髭は彩色の後に別のレイヤーを立て、6B鉛筆でこするように描いた。

 サングラスにハイライトを入れて光沢を表した。

 

【温泉】一二三荘。

 

【タイムラプス】6月7日(日)6:04〜8:29の伊豆長岡の空。36秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10223206254486872/?d=n