いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

夏草や子らの背丈の通学路(あ)

 今日は地区清掃の日。コロナ禍の何するものぞと実施。

 草刈りは4組と5組が担当。その他の組はゴミ拾いに回る。私は地区三役ということで、少し早めに公民館に行った。つもりが、8時半から作業開始なのに、8時にはすでにたくさんの人が集まっていた。

 マスクの人は? と見ると、集まった中のざっと半数でしょうか。私もマスクを家に忘れたので、形見の狭い思いをしなくて済みました。三密じゃないから、別にいいよね。

 ところで、この「三密」なる言葉、ほぼ常識みたいにどこででも発せられるが、はて「三つの密」ってなんだっけ。「密集」「密接」の二つはすぐに出てくるが、あと一つがいつもなかなか出てくれない。皆さんはぱっと出てきますか?

 「密閉」です。「ヘイ・シュウ・セツ」と覚えればいいんだなと心に留め置いてすぐ忘れる。それで、ものはついでと「へいしゅうせつ」でググってみたら「平洲節」と一発で漢字変換された。さらに、「平洲」とは江戸時代の儒学者、細井平洲のことであると出た。平洲は米沢藩の上杉鷹山の師として知られる。出身地である愛知県東海市では、現在でも郷土の偉人として敬愛されているそうな。

 これで、「三密」が細井平洲につながった。三つの密とは何かといつ尋ねられてもすらりと言える。

 さて、上杉鷹山の歌に、「なせばなる なさねばならぬ何事も ならぬは人の なさぬなりけり」というのがあるが、鷹山がそういう考え方に至ったのも細井平洲の帝王学があったればこそと得心する次第である。

 地区清掃の担当組ではないけれど参加してくれた組長さんがいる。区長さんが、「子どもたちが通学路に使っている道が草茫茫になっているので、今日はそこの草を刈りたいと思っている」と言うと、その組長さんは、「草刈機は使ったことがないけれど、そこ(の草刈り)を私にやらせてください」と申し出た。訊いたら、学校再開(6/1)が決まり子どもたちがここを通ることになったので、なんとかしなくてはと思っていたとのことだった。

 子どもたちが安心して通れるようにきれいに草を刈っておきたい。そういう思いをみんなが持てる地域って、なんだか素敵ですね。子どもたちに感謝の心が育まれる道理だ。

 

【今日の一枚】ナス入りミートソース。

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 電子レンジでチンした冷凍「ナス入りミートソース」にパルメザンチーズを振りかけ、庭のサンチュを切って混ぜるとこうなる。年金生活者のランチとしては、これで十分。単価138円の10%offはカップヌードルの安売りより安い。

 これをNHK杯囲碁トーナメント戦決勝の再放送を見ながら食す。決勝では井山裕太棋聖が一力徹NHK杯に中押しがちでタイトル奪還。強えの一言。いつも思うことだが、プロ棋士たちの頭ってどういう構造をしてるんだ?

 

【ディジタル俳画】No.6

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 句ができたのに、添える俳画が描けない。

 画があまりにお粗末。でも、始めたばかりなので許してください。これから修行を積んでもっと上手く描けるよう頑張ります。

 ほのぼの系の俳画を描こうとしても、句の筆跡とのバランスがあまりに不調和すぎる。それは「ディジタル俳画」を思いついた時からずっと気になっていた。やはり、私の筆跡にはほのぼの系の画は合わない。

 合わないものを合わせようとすると無理が生じる。筆跡の癖は、書をやって以来、体に染み込んでいるものなので、今更変えようにも変えられない。変えるなら画だが、筆跡に合うような画が描けなくて、それで苦しんでいる。

 いっそのこと、「俳画」とせずに「挿絵」としたらどうか。イメージは、漱石『三四郎』の挿絵を手掛けた名取春仙だ。ストレイシープの歳でもないが、やってみる価値はありそうだ。 

 

【温泉】一二三荘。

 

【タイムラプス】5月17日(日)5:10〜7:11の伊豆長岡の空。30秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10222985870577412/?d=n