いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

ぷつくらとここだ匂へる八重桜(あ)

昼から新年度の特支学級に入る。私が新しい支援員だという紹介もないまま、昨年度の流れですんなり入り込めた。私にも子どもたちにも全く緊張感がない新年度のスタートである。

教室の窓から見える桜もちょうど満開を過ぎた頃で、葉がちらほら出始めていた。新しい担任の先生の発案で、桜をバックに記念撮影をしようと裏門から道路へ出る。ここの道はゴミ処理場へ通じる道で、両側に桜の木が並び、桜のトンネルをつくっている。その道端に散り敷いた花びらをかき集め、「せ〜の」の掛け声で一斉に宙に花びらを舞わせる。そして、そのまま両手を青空に広げた格好で写真に収まろう。それは、子どもたちがそう提案したのである。なんだか、とても楽しそうなクラスです。

子どもたちが下校した後、職員室で学級の授業時間割を確かめる。担任の先生は美術が専門だが、美術の授業は2年の普通クラスを1クラスしか持たず、特支学級の美術は持たない。で、国語(3時間あるうちの1時間)、社会、数学(3時間あるうちの2時間)、理科、体育、家庭科を持つ。あと、道徳と生活単元も持つ。それらの曜日と校時を相談しながら決めていった。

私も、基本的にはすべての授業の支援を行なっていくことにはなるのだが、その中でも、国語の1時間を全面的にまかせてもらうことになった。残りの国語2時間分は別の先生が担当し、私は週に1時間だけ担当する。そこでは書写をやらせてもらおうと思っている。

担任の先生が特に困っていたのは理科と道徳で、何をどうしていいのかさっぱり判らないとのことだった。それで私は、顕微鏡でいろんなものを見て、それをスケッチしたり、外に出ていろんな草花を観察したり名前を覚えたりするというのはどうでしょうとアドバイスした。何のことはない、私がやりたいことを言ったまでのこと。あと、模型のソーラーカーを作って走らせるというのも面白そうだな。

道徳は、前の担任の先生が利用していたように、NHKの「ココロ部」という番組を見せながらいろいろ考えさせるというのはどうでしょうか。できたら、せっかくタブレットが人数分あるのだから、それを使って意見交換するというのも面白い。今年度は電子黒板が導入される予定だし、それの先取りにもなるのではないでしょうか、と、これまた知ったふうなことを思いつきで言う。

私がいちばん楽しみにしているのは体育で、卓球、バドミントン、バレーボール、サッカーなどなど、いろんなのをあの子たちとやってみたいと今からワクワクしている。体もだいぶガタついてきて、若い頃のようにはうまく動かないだろうが、いいのさ、楽しめれば。ということで、一緒に楽しんじゃおうと思っている。

と、ここで、4/8(水)〜4/19(日)が臨時休校になったというニュースが飛び込んできた。昼に校長先生が教育委員会に呼ばれ、そこで協議検討された結果、そういうことになったらしい。暫定的に4/19までとしたが、これが延びて再開が東京都と同じGW明けということだって十分あり得る。

支援員は基本的に「生徒の登校日が出勤日」ということだから、生徒が登校しない場合は自動的に休みとなる。もちろん稼ぎもない。稼げなかった期間の肩代わりを国がしてくれるはずもない。

 

【今日の一枚】庭のヤエザクラ(八重桜)。

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庭の八重桜が咲き始めた。蕾のほころび初めは、ピンクではなく真紅なんだね。 花見ができるように、物干し場にデッキをこしらえようと思って、まだこしらえていない。こうなりゃ、じっくり構えよう。来年の花見に間に合えばいいや。

 

【温泉】内風呂で我慢。

湯屋グッズを用意して、さあ一二三荘へ行こうと思っていたところへカミさんが到着した。なんて、タイミングが悪いんだ。4月最初のカメさんデー(スーパーの1割引)だったのに買い物にも行けない。

 

【タイムラプス】4月6日(月)5:23〜7:22の伊豆長岡の空。29秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10222493736234361/?d=n