今日は私の誕生日です。67歳になりました。
誕生日には「おめでとう」と言われるが、この年になると、おめでとうの意味合いが薄まって、何がめでたいんだかよく判らなくなる。まあ、去年よりまた一つあの世へ近づいたことは確かだ。
そこで、ふと思い立って、67歳まで生きた著名人にどんな人がいるかネットに当たってみた。
ジョージ・ワシントン(アメリカ合衆国初代大統領)
福沢諭吉(慶應義塾創設者)
折口信夫(民俗学者)
榎本健一(コメディアン)
三橋美智也(演歌歌手)
武満徹(作曲家)
江藤淳(評論家)
永島慎二(漫画家)
森田童子(歌手)
相田みつを(詩人・書家)
池波正太郎(作家)
……。
私の存じ上げる方々を拾い上げてみたが、ざっと見ただけでも錚々(そうそう)たる顔ぶれである。まだまだたくさんいらっしゃるが、キリがないので、この辺でやめる。
ともかく、67歳でこの世を去るまでに何かしらの足跡を残した方々ばかりである。翻(ひるがえ)って私は、この67年の間にこの世に残せる何かを創造できたかというと、何もない。
ここへ来て、私の頭の中で「死んだ男の残したものは」という曲が流れ出した。作詞、谷川俊太郎。作曲、武満徹。♪死んだ男の残したものは ひとりの妻とひとりの子ども 他には何も残さなかった 墓石ひとつ残さなかった♪ そう、私がこの世に残したものといえば、この歌のごとく、ひとりの妻と子どもだけだ。
もし、その他に何か残すものがあるとしたら、それはこれから創り上げていく何かである。幸い、私はまだ生きながらえている。今でなければできないことにたっぷり時間をかける楽しみが残っている。仮にそれが創り上げられなくても、それはそれで構わない。他に何も残らなくても、その過程を楽しめれば、まずはいい人生だったと言えるのではないか。
【今日の一枚】学校敷地内の桜並木。
隠れた桜の名所である。この桜坂は生徒会歌にも♪桜舞う桜中坂♪と歌われる。卒業生たちも懐かしがって、花びらが舞う時期になると、こうして車で駆けつける。
【絵日記】C・W・ニコル(No.126)
レイヤーを7枚も重ねて、どのレイヤーに何を描いたか判らなくなってしまった。
ファスナーと髭を描くのに手間取り、ここまで描くのに約2時間かかった。
帽子がなんか変。
【タイムラプス】4月4日(土)6:25〜8:16の伊豆長岡の空。27秒。
https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10222470675137848/?d=n