いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

石楠花ののほほんと咲く出湯宿(あ)

新型コロナウイルス感染拡大は収束どころか、ますます勢いを増している。東京都は都立学校の臨時休校をGW明けまでに延長すると決めたし、小中学校もそれに追随する動きを見せている。

伊豆はまだそこまで逼迫(ひっぱく)しているわけではなく、今のところ予定通り4/6(月)に始業式、4/7(火)に入学式を行う運びになっているが、その後どうなるかは全く判らない。未だかつて経験したことのない未知の危機感を持って、教育委員会も学校現場も必死になって具体策を検討しているところである。

支援員は基本的に子どもが登校しなければ出勤しない。が、年度始めの休みが終わって、学校がどういうふうにこの難局を乗り切ろうとしているのかは事前に知っておきたいところ。それで、明日は特支学級担当者の打ち合わせが予定されていることでもあり、子どもは登校しないけれど出勤する。ただし、その場合の手当てはつかない。いわゆる無給サービス出勤ですね。学校現場ではよくあることです。

とまあ、先行きの見通しが全く立たない中での新年度のスタートになるが、しばらくは、手探りの状態が続くと思われる。

行事内容も精選を迫られることになるだろう。現に、5月の修学旅行は9月に延期となった。代わりに9月に入っていた学校祭体育の部が5月に繰り上がったが、5月の段階で新型コロナの猛威が収束する気配がなければ、体育の部だってまともにできるか判らない。

そんな不安を抱えながら、子どもたちは来週の始業式に登校してくる。

確かに不安だ。どこにコロナウイルスが潜んでいていつ感染するか判らない。今や世界のどこを探しても安全な場所などない。どこもかしこもコロナウイルスだらけだ。そんな中で、我々は見えない敵と戦わなければならない。

感染を防ぐには家にじっとしているのがいちばんとはいうものの、冬眠の熊じゃあるまいし、食い溜めのできない人類はそうそうじっともしていられない。家族にひもじい思いをさせないために親は稼ぎに出なくてはいけない。子は将来に備えて勉学に勤(いそ)しまなければいけない。学校は勉強をしたい子のために学びを提供しなければいけない。教員はそれを支援しなければいけない。

不安を抱えた子を学校で受け入れるためには、学校としてその不安を解消する努力をしなければいけないのは自明だが、今回のように不安の元が得体の知れないコロナウイルスとなると始末が悪い。

何をどうするという手立てが思いつかない。学校も判らなければ、行政も判らない。行政も判らなければ時の政府も判らない。どの国のリーダーも何をどうしていいのか判らないのだから、地球全体がどうしていいか判らない状態になっている。それが現状だ。

そんな判らないだらけの中で、いたずらに時を過ごす未来ある若者に果たして未来はあるか。

ある。そう信じるしかない。この試練に立ち向かうのは未来ある若者でしかない。若者はちゃんと考えている。自分たちの未来をよりよくするためにはどうしたらよいかを。その手伝いをするのが年寄りである。そういう社会の構図でなければいけない。

だから若者よ、思い切り悩め。どうしたらこの難局を乗り切れるか。学校はその悩みをとことん悩む場でありたい。

 

【今日の一枚】一二三荘のシャクナゲ(石楠花)。

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桜が咲き渋っている間に石楠花が咲く季節になっていた。石楠花といえば初夏の花のイメージ。自然の草花はコロナ禍も我関せずで盛りを迎え、季節はすでに初夏に突入していた。

 

【絵日記】岡村隆史(No.124)

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「ソフト鉛筆」ツールで描く。ここまで約2時間半。今回は目の表情がなんとか上手く描けたかな。でも、124枚じゃまだまだ少ない。もっともっと描かないと。

そろそろ四コマ漫画に取りかかりたいところだけど、まったく構想が練れてない。デビューは一体いつになることやら。

 

【温泉】一二三荘。

 

【タイムラプス】4月2日(木)5:36〜8:35の伊豆長岡の空。22秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10222449803856079/?d=n