いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

部活動の声再び山笑ふ(あ)

これまで使っていた健康保険証を事務室に返すために学校へ行く。道道すれ違うのは、部活動を終えて帰宅する子たちだ。私に気づいて手を振ってくれる子もいて、あっ、あの子は授業の教室にいた子だな、この子は一緒に掃除をした子だなと、この半年の思い出を振り返りながらスーパーカブを走らせていた。

この4月からは特支学級に支援員として入り、普通教室で授業を教えることはない。部活の顧問もない。掃除監督もない。子どもたちと関わるのはかなり限定的になるが、それは自分が選んだ道だから仕方がない。

本来なら学校現場から足を洗ってしかるべき年齢で、あと一週間もすれば67歳になろうというのに、まだ足を洗えないでいる。カミさんが7年前に「あたし、70歳まで働くから」と言ったときは、冗談でしょ? と思ったりもしたが、どうしてどうして、私もあと3年でその年齢に達するところまで来てしまった。

このままずるずると70歳まで働くことになるのだろうか。勘弁してほしいけれど、まだまだ借金を抱える身であってみれば、その借金がチャラになる3年後まで働かざるを得ないかな。さて、どっこいしょ。もう一踏ん張りだあ。

午後6時から自治会の寄り合いで公民館へ行く。今日は自治会広報の印刷と各組(8組ある)への仕分け。他に社会福祉協議会からのお知らせ回覧と清掃活動の要項を紙袋にまとめて入れる。そして、来月4日は役員定例会、5日は交通安全委員会の新委員長決めの立ち合い、12日は全体委員会出席と、結構公民館に出向く機会が多い。その他平日には金融機関での入出金がある。自治会のお役に立てればと思って会計に立候補したが、いやあ、こんなに忙しいとは思わなかった。長生きするってのも楽じゃないねえ。

寄り合いから戻って、やれやれと遅い晩酌をしていたら、孫娘から電話が入った。3/28(土)に予定されていた地元ミニバスケの卒団式が新型コロナウイルスの影響で中止になったので、3/28から伊豆に行くことにする。だからその日に迎えに来て、だって。もともと3/29(日)に小田原へ迎えに行くことになっていたが、それが1日早まった。うわ、3/28に自治会会計の帳簿整理をしようとしていたのにできなくなった。

孫は3/28(土)に伊豆に来て3/31(火)までいるという。カミさんは仕事で来れないと言ってきた。てえことは、私一人で4日間、孫二人の面倒を見るのか。やれやれ、とんだコロナの春休みだぜ。

 

【今日の一枚】手前から、ノースポール、菜の花、春の山。

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密かな花見の名所として知られる中学校の坂道の桜はまだ咲いていないのに、坂を上りきった中学校のロータリーから見た春の山は、まさに「山笑ふ」という季語がぴったりの装いになっている。

ロータリーの下は急な崖で、崖の下には主にサッカー部が練習に使う第二グランドがある。崖から落っこちないように手すり柵が設けられてあるが、その柵の隙間から、手前にノースポールと菜の花を入れて春の山を撮った。今日の俳句の季語を「山笑ふ」にするか、「菜の花」にするか迷うところだが、最初に目についたのが正面の「山笑ふ」景色だったから、今回はそっちを季語にしてタイトルをひねってみよう。

 

【温泉】一二三荘。

玄関を入ったら三和土(たたき)のテレビで、今週末の不要不急の外出自粛を東京に次いで神奈川も発表したと言っていた。女将さんに消毒液をシュッシュと手にかけてもらいながら、「でもねえ、外出自粛と言ったって、これ、伊豆に来ちゃうよね」と女将さんと話す。「どうしましょう、お風呂やめようかしら」と女将さん。いやいや、それは困ります。

 

【タイムラプス】3月26日(木)7:17〜9:16の伊豆長岡の空。29秒。

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