いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

凛々と鈴蘭水仙野に放たる(あ)

先週の自治会定例総会が終わった後の新旧役員引き継ぎで、今日の午前9時から新しい「体育文化推進委員会」の長を決める会合があると新区長から聞いていた。そして、そこへ新三役(区長、副区長、会計)も顔を出すという、確かそういう話だった。

「体育文化推進委員会」とは、夏祭りや秋祭りを企画運営する組織で、そこの新しい長が実はまだ決まっていないと新区長が嘆いていた。それを9時からの会合で決めるというのである。

それで、行ったら会合の気配はまるでなく、新区長と新副区長がいるだけだった。「ちょうどよかった、これから区を回るのだけど、時間があったら一緒に回ってみないかと電話を入れようとしていたところだった」と区長さん。あれ? なんか話が違うなと思いながら、まあ、いいかと区長さんの車で区内を案内してもらうことにした。体育文化推進委員会の長のほうは、今日の会合を待たずに決まったのかもしれない。

カラーコピーした全区画図をもらうと、そこには1組〜8組までの区割りと、どこに誰が住んでいるかの詳細が載っていた。赤い字で書き加えられてあったのは新しい住人で、ちなみに私のところは黒い活字になっていた。黒い活字は平成27年6月現在のもので、そのころは私はまだ藤沢と伊豆を行ったり来たりしていた身だが、区費を払っていたことで住人扱いされていたのかもしれない。

それにしても地図を見ると、赤い字のなんと多いことか。ざっと数えて50戸以上ある。全戸数が何戸か数えていないけれど、これもざっと見て500戸はあろうか。とすると、全体の約1割だ。赤い字が書き加えられたのは令和2年3月であれば、平成27年からこの5年間に全戸の約1割が新たにこの地区に住居を構えたことになる。世代交代で名前が赤になった部分もあろうから、全部が全部、他所から移り住んだわけでもないだろうが、それにしても結構忙しく出たり入ったりを繰り返す地区なんだというのが判る。

新組長さん宅を中心にぐるり一周案内してもらい、最後に「ワールドメイト」という、この地区の高台にある宗教法人本部に挨拶に寄る。

「ワールドメイト」さんからは区費をいただいていて、所有する駐車場を正月恒例の「どんど焼き」の会場として利用させてもらっている関係で、どうしても無視できない団体である。

宗教団体というとオウム真理教の事件以来、一般の人は構えてしまうところがあって、どちらかといったら私もこれまでその部類だった。が、今日、敷地内に初めて入り、代表の方のご尊顔を拝した限りでは、それほど構えなくてもいいという印象を持った。

特に、広大な敷地の中の竹の始末に困っていて、筍を掘っていただくととても助かると言ってくれたので、これ幸いと、早速シーズンになったら孫を連れて筍堀りに出かけようと思う。

区長さんは山歩きを趣味とする人で、足慣らしによくこの敷地内を歩かせていただくと言っていた。敷地内の奥には鳥居があり、さらにそのいちばんの奥に祠が二宇並んでいて、今日は生憎の曇りで富士山が見えなかったが、もし晴れていたら、絶好の富士山眺望スポットのように思われた。

区長さんからは、新組長さん宅の他に、地区史を編纂された方のお宅、子供会のまとめ役のお宅、「しゃぎり」を取り仕切る方のお宅、故藤山一郎さんの別荘なども紹介いただき、区域を知る上でとても勉強になった。が、一度回っただけでは覚えきれない。またいつか、時間ができたときに地区をぐるっと回ってみるとしよう。

 

【今日の一枚】スノーフレーク。

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公民館への行き帰りに使う土階段の小径。ここは田京駅へ向かう近道でもある。今日、公民館に用があって通ったら、スノーフレークが咲いていた。地中海沿岸地方原産で、別名を「スズランスイセン(鈴蘭水仙)」とも。

 

【タイムラプス】3月15日(日)5:46〜7:51の伊豆長岡の空。31秒。

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