いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

老若の交差湘南春めける(あ)

昨日の夕方から孫が伊豆へ来ている。

3/12(木)は通常出勤で、3/13(金)は歯医者で茅ヶ崎、3/14(土)はとりあえず休みだけど、とカミさんには「メッセージ」で伝えておいたが、3/12と3/13は仕事の休みを取ったから孫たちをそっちへ連れていってアタシが面倒を見る。そう返事がきて、昨日孫たちを小田原から連れて来た。

孫たちも、学校が急に臨時休校になってから一週間が経ち、そろそろ時間を持て余していたところなのだろう。それで下の孫娘が伊豆へ行きたいと言っているとかで、カミさんが私の都合を訊いてきた。というか、小田原で孫の面倒を見てきたカミさんが息切れしたというのが本当のところだろうか。

さて、私は今日の午後2時に茅ヶ崎の歯医者に予約を入れてあった。昨秋、二本の部分入れ歯が二本とも割れ、新たに作り直してもらおうにも時間が取れず、今日まで延ばしてきたという経緯があった。歯医者が近場ならひょいと仕事の帰りに寄ることも可能だが、茅ヶ崎となるとさすがにそうもいかない。

茅ヶ崎の歯医者は先代の大先生の代からお世話になっていて、かれこれ40年近く通っている。伊豆に定住を決めてからも通っている。往復の運賃だけで3,000円もかかるから結構な出費なのだが、二ヶ月に一遍くらいならまあいいか、確定申告で医療費の還付金もあるだろうし、たまには湘南の風に当たりたい気分もあるからと、これまでだらだら通い続けていた。

そうしたら今日、そこの歯医者でとても珍しい人と再会した。茅ヶ崎に勤務していた頃の同僚とばったり出会ったのである。

私が治療を終えて待合室に戻ったら、一人の初老の男性が本を読んでいた。頭の格好がどこかで見たことがあるような気がしたが、うつむいた状態で顔がよく見えなかったこともあって、そのときはあえて声をかけなかった。そのうち私の名が呼ばれ受付で会計をしていたら、診察室からその人が呼ばれ、その名を聞いてやはりそうだったか、気のせいではなかったと得心して、○○さん? と声をかけた。

その苗字は全国でも100人に満たない珍しいもので、同じ教科でもなく、同じ学年を持ったわけでもなく、一緒に呑みに行ったりした仲でもなく、接点はただ職員室で一緒だったというだけのつながりだったが、苗字が珍しかったのでよく覚えていた。もちろん、今日の歯医者で一緒になったこともなく、これまで同じ歯医者に通っていたなんて、今日まで全く知らなかった。

本当は今日は歯医者が終わってから、ある人と一献傾ける予定だった。その人は昨秋に行われた初任の高校の同窓会をまとめてくれた人で、私が茅ヶ崎に出て来るのに合わせて一献いかがと、前々から声をかけてもらっていた。私も楽しみにしていたのだったが、孫が伊豆へ来ていてはそうもいかない。ということで、昨年暮れには忘年会を、忘年会がダメだったら新年会を、新年会がダメだったら春休みに、と順送りしてきていたが、今回もまたお流れになってしまった。そうこうしているうちに新型コロナウイルス騒ぎになって、う〜ん、彼と一献傾けるのはいつになりますかねえ。

それよりも何よりも、新型コロナウイルス騒ぎが収束する気配が全く見えない。どころか、WHO(世界保健機関)がパンデミック宣言をするに至って、この先どうなるのか、いよいよ見通しが立たなくなった。ほんと、どうなるんだろう。臨時休校がそのまま春休みに突入して、まさかまさか、さらに新年度もそのまま自宅待機なんてことはないだろうね。

これは前代未聞の危機です。学校としても、このまま黙って手をこまぬいているわけにもいかないでしょう。なんとかせねば。

 

【今日の一枚】高齢者等用押しボタン。

f:id:jijiro:20200314080846j:image

茅ヶ崎駅から海に向かって走る加山雄三通りの最初の信号のある交差点に、こんな押しボタンがあった。押したら歩行者用の青信号が高齢者の動きに合わせて少し長めになるのだろうか。どうなるか、ちょっと試してみたい気がした。

 

【タイムラプス】3月13日(金)5:41〜7:48の伊豆長岡の空。31秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10222192563665235/?d=n