いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

定めたる終の住処の双葉かな(あ)

明日から臨時休校ということで、3/10(火)に予定されていた「感謝会」を急遽、今日の昼休みにやることになった。予定のプログラムは、劇とビデオレターカットになってだいぶ縮まった。

内容は、応援団のエールと1、2年合同の合唱、それを受けての3年の合唱と、至ってシンプルなものになったが、いやいやどうして、感謝の思いが凝縮された素晴らしい「感謝会」だった。

合唱は、1、2年のも3年のも、聴いていて心の震えが止まらなかった。

1、2年が合唱の練習を始めた当初は、こんなんで大丈夫かいなと大いに心配したものだったが、いざ蓋を開けてみれば、驚くほど立派な合唱に仕上がっていた。たった一ヶ月で、こんなに成長するんだね。

「そんな(か細い)声で3年生に感謝の思いが届けられるのか?」と先生方に発破をかけられ、奮い立った実行委員のメンバーたちが懸命にみんなを引っ張っていこうとするものの、笛ふけど踊らず。そんな状態がしばらく続いた。なかなか思いが一つにまとまらず、実行委員のメンバーが涙を流す場面もあった。

そんな苦難を乗り越えて迎えた今日だからこそ、そして、3年と会えるのは今日が最後だという感傷がスパイスとなって(在校生は卒業式に出ないことになった)、あれほどの素晴らしい歌声にまとまったのだと思う。今日はみんな本当に声がよく出ていた。

それに応える3年生の合唱も、これまた素晴らしかった。受験を控えてそれどころじゃなかろうに、いつ練習したんだろうと思うくらいの見事なハーモニーだった。

1、2年の頑張りが刺激になったことは十分あり得る。まだまだ在校生には負けられないという自負も感じられた。

私は今の3年が1年だった頃から知っている。あんなにガチャガチャしていた子たちが、いつの間にかこんなに大人びてきたということに感慨を覚えながら歌声を聴いていた。

そして、この先いろんな苦難が待っていようとも、その苦難を乗り越えてさらなる成長を刻んで行って欲しいと願ったことだった。

 

【今日の一枚】プランターのサンチュの双葉。

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プランターに撒いたサンチュの種が発芽して、こんな双葉の密集を作っている。今度の休みあたりに、もっと広いところに移植するべえ。

 

【書】「歴」レキ・すぎる・かぞえる(No.405)

▼甲骨文

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▼金文

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形声。もとの字は歷に作り、音符は厤(れき)。厤は崖の下に両禾(りょうか)を立てて軍門とする形で、軍の本陣をいう。止は足あとの形で、かえる、とまるの意味がある。軍の行動において経験したこと、戦争でたてた功績を歴といい、またその功績をかぞえる、功績を調べることを歴という。「すぎる、ときがすぎる、かぞえる」の意味に用いる。<『常用字解』より>

 

【温泉】一二三荘。

湯屋帰りに米店に立ち寄って売れ残りの弁当を買う。のり弁300円。ついでに絹さやも。97円。

明日から3/18まで臨時休校となり給食がなくなる。そのための弁当である。

弁当を作るのに飯を炊こうかとも考えたが、3/4(水)と3/5(木)は公立高校入試で、その両日はもともと仕出し弁当を頼んである。ならば、ひとまず明日3/3(火)だけを買い弁にして、3/6(金)から炊飯にすればよろしかろう。

そこでハタと気づいた。そうか、臨時休校となると給食がないんだな。たから弁当を用意しないといけないんだな。

そこでふと思った。急に学校が休みになった子どもたちは昼食をどうやって摂るんだろう。レトルト食品をレンジでチンするのか、それとも3分待ってカップラーメンをすするのか……。せっかくだから、授業でやった調理実習思い出しながら、自分で作ってみて欲しいな。

 

【タイムラプス】3月2日(月)5:46〜7:30の韮山方面の雨空。25秒。

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