いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

達磨さん転んで起きて春の夕(あ)

徒歩通勤3日目。一昨日、昨日と同じ旧下田街道を職場へ向かって歩いていたら、旭化成の工場を過ぎたあたりで同僚の車から声がかかった。乗っていけと言う。ではとお言葉に甘えて、ありがたく同乗させてもらった。ために今日の歩数は、一二三荘に寄らなかったこともあり、昨日より千歩ほど少ない1万5321歩。

今日は主要5教科の学年末テスト。1、2、5校時とテスト監督が入り(監督表は昨日配られた)、3校時は自分のテストの聞き取りの放送と見回り、4校時は特別支援学級のテスト監督、出張先生の代打で帰りの会と、朝の会を除いてずっと空き時間がなかった。

でも、これって中学校では当たり前みたい。もっと若けりゃ私もこんなの屁でもないといったところだが、さすがにこの年になれば体力気力がそこまで持たない。みんなの足手まといにないうちにさっさと身を引くに限るな。

てなわけで、採点は家に持ち帰り。そんな物騒なものを持って一二三荘に行くわけにもいかないから、今日は温泉に浸かりたいのを我慢してまっすぐ帰宅。ああ、これで三連休は部活練習試合引率と採点でまるまる潰れる。

幸いなことに、孫も部活やミニバスで忙しいらしくそっち(伊豆)へ連れて行けないとカミさんが知らせて来た。孫の面倒を見なくて済むだけでもありがたい。孫よ、君たちも何かと忙しいだろうけれど、じいじも何かと忙しいのだよ。

でも、その忙しさも3月でおさらば。4月からはいよいよ悠々自適の趣味の生活を満喫できると思うと、早く来い来いエイプリル、なのである。

ただ、収入が年金だけとなるとさすがに心細く、早く死んじまえば金も使わずに済むが、この先どんだけ生きるか判らないし、生きれば生きた分だけ金が出ていくし、だからひとまず自分で呑む酒代だけは稼ごうといじましいことを考え、4月からもうちょっと働かせて欲しいと校長先生に頼んでおいた。それが昨日、学校教育課から連絡があって支援員に採用になったという。さてと、これでもう一年働くことになるが、フルタイムではなく次は6時間勤務なので多少気が楽。支援員なら掃除監督も、部活顧問も、日直当番もない。ただ、どこに配属されるかは未定。

4月が来れば67になる私。そんなこんなで、古希まで働くことになるんだろうか。本音は憧れの晴耕雨読を早くしたいといったところだが、諸般の事情が足枷になって、まだまだ悠々自適とはいきません。とほほ。

 

【今日の一枚】地元・広瀬神社の御神馬像。

f:id:jijiro:20200222170058j:image

職場の帰り、久々に広瀬神社の一の鳥居をくぐって参道を歩いた。

広瀬神社は、慶長元年(関ヶ原の戦いが慶長5年)の棟札によると、天平年間の創祀だそうだが、詳しくは判らない。天平年間といえば、聖武天皇だよ、東大寺盧舎那仏だよ、鑑真唐招提寺だよ。まさかそれだけ古い社が伊豆地にあるとも思えませんが。

参道に架かる石橋を渡ると、今は水が流れていない元水路で子どもたちが「達磨さんが転んだ」をしていた。子どもたちって、こうした遊びからいろんなことを学んでいくんだよね。屈託のない子どもたちの弾ける声に、私もいくらか元気をもらったような気がした。

 

【書】「林」リン・はやし(No.395)

▼甲骨文

f:id:jijiro:20200222170427j:image

▼金文

f:id:jijiro:20200222170443j:image

会意。木と木を左右に組み合わせた形。多くの木がおい茂っているところを林といい、「はやし」の意味に用いる。木を三本組み合わせた形が森で、木々が深く茂った所であり、神の住むところと考えられた。「はやし」は「生(は)やし(=成長させること)」という意味であり、木にはものを生みだし育てる力があると考えられていたのである。古い時代の人々は、この成長させる力の盛んな所である林の近くで生活した。<『常用字解』より>

 

【温泉】答案用紙を持ち出したので、万が一の事故を回避するために一二三荘に寄らず、まっすぐ帰って内風呂で我慢。

 

【タイムラプス】2月21日(金)6:02〜7:01の伊豆長岡の空。29秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2851973368193855/?d=n