いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

初午の旗真つ赤真つ赤はためけり(あ)

学年末テストまであと二週間。もう一踏ん張りだ。

今度の日曜は県東部卓球リーグ戦が三島市であって、部員はそれに参加する。それで、試合前日の明日土曜も調整のため練習をするが、正顧問の先生が、二日とも出ていただくのは申し訳ないので、どちらかお休みして結構ですよと言ってくれた。ではと、日曜に休みをもらうことにした。ありがたい、これでテスト問題を練る時間が作れる。

 

【今日の一枚】初午の幟旗。

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旧下田街道から左へ折れて職場に向かう角の家に色鮮やかな初午(はつうま)の幟旗が立った。

初午とは、節分後の最初の「午(うま)の日」をいう。日めくりカレンダーで確認したら、今年は2/9(日)がそれに当たっていた。

「伊豆では、かつては地元の名士や商売をしている家が稲荷を祀り、その家を子どもたちが巡って豊作や商売繁盛を祈る幟旗を立てていた。現在も子どものいる家では、子どもの名前や「正一位稲荷大明神」「おいなりさん」と五色の幟旗に書き、稲荷を祀る祠のある家にお参りに行く。家では、子どもに渡すために菓子や赤飯を用意して待っている」と東京新聞伊豆学講座(20170219)にある。

この日に子どもたちが近所の家々を回ってお菓子をもらうという点では、ハロウィンの日本版といったところか。

ここのお宅では車庫の横に空のビールケースを置いていて、初午の日はそこに五色の幟旗を立てる。幟旗は地元のスーパーで今も売られ、手軽に手に入る。

昔ながらの地元の伝統行事が、こうして親から子、子から孫へと受け継がれているというのがいい。他所から来た私にはそのことがとてもうらやましい。今はハロウィンとかクリスマスとかに席巻されて影の薄い伝統行事だけど、だからこそもっと地域で大事にしていきたいと思う。

奇しくも、このブログのタイトル「いずぃなり」にも「いなり」が使われている。やや控えめに「い」を小さく表記しているが、これは単に、ちょっとアクセントに変化を持たせたかっただけで深い意味はない。

もちろん、タイトルを「いずぃなり」にしようと思った当初は、初午のことなんてちっとも知らなかった。でも、こうして知ってみると、何だかお稲荷さんの霊力に導かれてタイトルがパッと思い浮かんだと言えなくもない。今は、そんな不思議な縁(えにし)を感じています。

 

【書】「里」リ・さと・むら(No.381)

▼甲骨文は無し。

▼金文

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会意。田と土とを組み合わせた形。土は社(神を祭るやしろ)のもとの字であるから、田の神を祭る社(やしろ)のあるところを里といい、その社を中心に人々が住むようになったので、「さと、むらざと、むら」の意味に用いる。のち行政単位や距離の単位の意味にも用いた。国語の「さと」は、土地の守護神(産土神=うぶすながみ)を祭る場所を中心として営まれる生活の場という意味であるから、里のもとの意味に適合する。俚(り)はいなか、いやしいの意味に使う。<『常用字解』から>

 

【温泉】一二三荘。

 

【タイムラプス】2月7日(金)4:56〜7:14の伊豆長岡の空。34秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2821844587873400/?d=n

時間を間違えて、1時間も早くセットしてしまった。そのせいで夜景がやたら長い。