いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

長葱の露払ひ旧東海道(あ)

【今日の一枚】2束で100円のネギ。

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一二三荘の帰り、久々に大仁商店街の米店に寄って300円弁当を買う。

この店は午後7時前には大概シャッターが下りているので、仕事の帰りが遅くなった9月以降はほとんど素通りになっていた。それで、同じ通り沿いにあるコンビニで晩酌のつまみなどを調達していたのだが、この前家に遊びにきたいたずら小僧からPayPayで支払えるようになったと聞いて、たまたま午後5時過ぎに帰ることができた今日、久々に寄ってみた。

弁当は、カツ丼が1個残っていたので、それを持ってレジに向かったら、途中で段ボール箱に入ったネギを見つけた。書かれたメモに「2束100円」とある。え、本当に? こんなに安いの?

レジにいたおばちゃんに訊いてみたら、そうだと言う。丹精込めて作ったネギがこんなに安いのでは農家も上がったりだろうな。畑から引っこ抜いて、泥をきれいに洗い流して、テープで束ねて、店まで運んで、それで100円じゃあ元も取れなかろう。

値段を確かめて、弁当とネギの代金をPayPayで支払う。が、そこでおばちゃん、操作を間違えた。これまで同様の現金支払いのレジを打ってしまったらしい。「もう一度最初からお願いします」と言われ、iPhoneをかざしてPayPayのQRコードを読み取る。めでたく「ペイペイ!」と機械音が鳴って支払い終了。

「PayPayを入れたんですね」と私が声をかけると、「そうなのよ、新しいのを覚えるのって大変だわ」とおばちゃん。

「キャッシュレス・ポイント還元事業」ということで、今年6月末までキャッシュレスで支払うと最大5%(店舗によっては2%)されるということだが、それ以上の詳しいことは私にはよく判らない。なんとなく現金よりもキャッシュレスがお得、くらいの感覚でしかない。けれど、還元事業が終了した7月以降は、はてさてどっちがお得になるのかねえ。

支払い方法がどんどん複雑になると、私みたいな古い人間はまったくついていけません。

これからの世を生きる子どもたちは、この複雑な支払い方法とどう付き合っていけばいいのだろう。正直者は馬鹿をみる、という風潮にならなければいいが。

【書】「吏」リ・つかさ(No.379)

▼甲骨文

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▼金文

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会意。史と吹き流しを組み合わせた形。〓1(さい=神への祈りの文である祝詞を入れる器の形)をつけた気を右手に高く捧(ささ)げ、祖先の霊を祭ることを史、大きな木の枝に〓1をつけて地方に出かけて山や川を祭ることを使、その木の枝にさらに吹き流しをつけて山や河で国家的な祭祀(さいし=祭り)をすることを事といい、その祭祀をする人を吏という。事と吏の甲骨文字と金文の字形は同じである。のち吏は「つかさ、役人、おさめる」の意味に用いる。

〓1(手書き画像)

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【温泉】一二三荘。

 

【タイムラプス】2月5日(水)5:58〜7:10の伊豆長岡の空。35秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2818054224919103/?d=n