俳句がちっとも上達しない。
このブログのタイトルを捻り出すのに一日一句を作り続けてきたが、我ながら上手くいったと納得できる句が一つもない。
句を作るときは歳時記を参照する。私が利用している歳時記は『合本俳句歳時記第四飯』(角川学芸出版編)のデジタル版(Ver2.2)で、これをiPhoneとiPadに入れてある。これに写真や動画や音声が載ったらどんなに使い勝手がいいだろう、それこそデジタル版の真骨頂だと思うが、いまだにそういう方向に向かう気配が見られないのは不思議といえば不思議。
ところで、「写真俳句」という表現世界があるそうだ。確か何年か前に、作家の森村誠一さんが提唱したのだと記憶している。東京に写真俳句連絡協議会という組織があって、森村誠一さんはそこの名誉顧問をしている由。そのサイトを覗いたら、
「ルールがないのが写真俳句のルールのようなもの。写真俳句は生活の縮図ですから無季語でも構いません。写真に季語 を語らせてもけっこうです。句材をカメラで撮影し、後で俳句を作っても良いし、俳句が先にできて、それに合う写真を探してもいいんです。あなたも写真俳句の楽しさを知ってください」
という森村誠一さんの言葉が寄せられてあって、では私も写真俳句をやってみようと、ある日、ブログに「今日の一枚」という項を立て、それに絡めて俳句を作ってみるが、これがなかなか思うようにいかない。
要するに、才能がないってことなんだと思う。これまで毎日作ってきてこの程度だものね。我ながら情けないったらありゃしない。でも諦めない。愚直に長く続けていれば、いつかははちすの花と咲く日が来るよね、寅さん。
自分だけの世界で満足しているから進歩がないのかもしれないな。もっと俳句を磨きたいなら、切磋琢磨という意味で写真俳句を投稿するのも手かもな。そうすれば外からの刺激も入ってくるだろうし。ひとつ、やってみますか。
【今日の一枚】庭の赤い椿の蕾。
玄関を出て、右に赤い椿、左に白い椿が植わってある。前のオーナーが植えたものだ。この家を取得した8年前はまだ丈が梅の枝に届かなかったが、今では梅に覆いかぶさるまでになった。木の成長のわりには花数はそんなに多くないが、それがかえって庭を落ち着かせている。
あと5年も経てば、南隣の玄関を見えなくしてしまうかもしれない。いやいや、それより、あと5年もこっちが生きていられるかどうか。
【書】「雷」ライ・かみなり・いかずち(No.378)
▼甲骨文
▼金文
象形。もとの字は靁(らい)に作り、音符は畾(らい)。のち省略して雷の形に作り、音符の畾の音を残している。金文の字形は〓1に作り、稲妻が放射する形で、象形の字である。稲妻が放射する形の畾・〓1を省略した田に、雲・雪など天体現象をあらわす字につける雨(あめかんむり)をつけて雷とし、「かみなり、いかずち」の意味となる。(後略)<『常用字解』より>
〓1(『超漢字』の画像)↓
【温泉】一二三荘。
【タイムラプス】2月4日(火)5:56〜7:33の伊豆長岡の空。24秒。
https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2815949911796201/?d=n