いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

菜の花の釜飯のややほろ苦き(あ)

2年部の係の先生から、「試験範囲のフォルダに、木曜までに範囲を入力しておいてください」と言われた。いよいよ最後のテスト作りだ。

今回は出題どころが盛りだくさんで、配点はだいぶ細くなりそう。

作成で悩ましいのは、作文問題。過去二回の作文問題は「たて書きコラム」から出題し、今回も「たて書きコラム」から出そうと思って探りを入れているが、なかなか適当なのが見つからない。

テストは今月の21日(金)。まだ先だともいえるし、2週間ちょっとしかないともいえる。それまでにいくつか出題候補を絞っておかないといけない。のだが、コラムの端から端まで目を通す時間がない。北の北海道新聞「卓上四季」から南下してせいぜい静岡新聞「大自在」止まりだ。

折しも今日は節分。豆まきという伝統行事に触れたコラムは散見されるが、出題候補にするにはいまいち決定打に欠ける。というのも、郷土愛のなせる技か、地元の人しか知らない地名やしきたりがわんさか出てくる。そこが地方紙のならではの味わいなのだが、テスト問題としては使えない。

そこへいくと、さすが天下の「天声人語」。標準語でうまくまとめてます。テスト問題に採用されることをたっぷり意識しただろう表現で、そつがない。ひとまず出題候補として保存しておくが、これからの一週間で地方紙のコラムにいいのがあれば、「天声人語」との差し替えは十分あり得る。

 

【今日の一枚】菜の花釜飯と大根葉とサバ缶のしぐれ炒め。

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今日の晩酌です。

学級編成会議を終えて帰ろうとしたら、職員玄関に葉も瑞々しい大根が置かれてあった。脇に校長先生のメモが貼ってある。「よかったら今晩のおかずにお持ち帰りください。見た目は不格好ですが無農薬です」とある。今日の会議が遅くなるのを予測して(会議は午後7時近くまでかかった)、職員の帰りに間に合うように、ご自宅の畑から採れたてを運んでくれたようだ。

遠慮なく一本いただいて帰り、早速「大根葉とサバ缶のしぐれ炒め」を作った。第二弾。大根おろしは前回いただいた大根がまだ残っていたので、そいつを擦った。

「菜の花釜飯」は、昨日炊いた残り。冷めたのをそのまま小丼に盛ってつまみにした。おこげが香ばしい。

古くから「春の皿には苦味を盛れ」といわれる由だが、レトルトの出汁は甘めにしてあって苦味はない。苦味の代表格はフキノトウだが、そろそろこいつも庭に顔を出す時分だな。今年は暖冬らしいから、気の早いフキノトウがもしかしたら、もう顔を出しているかもしれない。出ていたら、天ぷらにでもすべえ。いかん、いかん、また酒が進みそうだ。

 

【書】「来(來)」ライ・くる・きたる・きたす・むぎ(No.377)

▼甲骨文

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▼金文

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象形。麦の形。立っている麦を横から見た形である。(中略)周王朝の始祖神后稷(こうしょく)が瑞麦・嘉禾(かか=よい穀物)を得て国を興したという伝承がある。甲骨文には来を「きたる、くる、もたらす」の意味に使用しているが、それは音を借りる仮借(かしゃ)の用法である。(後略)〈『常用字解』より〉

 

【温泉】一二三荘。

 

【タイムラプス】2月3日(月)6:00〜7:30の伊豆長岡の空。22秒。

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