【今日の一枚】青森の特産。
昨日、川崎に住む実姉から青森の特産が届いた。用事で東京へ出た帰りに、飯田橋の青森特産を扱うアンテナショップで見繕ったという。定番の好物に加えて今回は、「ほたて味噌漬」「なべ焼うどん」「十和田ばら焼きうどん」の新顔も混ざった。
早速、今日の昼に「なべ焼うどん」をいただいた。具は、冷蔵庫に大根しかなかったので、そいつを千切りにして煮込み、添付の天ぷらを入れて出来上がり。つるつる麺に出汁が染み込んで美味でした。
食い終わって製造元のサイトを覗いたら、創業が明治40年とあった。ということは、私が洟垂れ小僧だったときから津軽麺を製造していたんだね。そいつは知らなかった。というか、鍋焼うどんは我が家の食卓に出たためしがない。街へ出れば(青森の繁華街へ出るのを「街へ出る」と言っていた)食うのは大抵ラーメンだったから、青森にいるときはうどんの存在をほとんど知らなかった。知っていたら、ラーメン派ではなくうどん派になっていたかもしれない。
知らなかったといえば、高校を卒業するまで私は餃子というものを知らなかった。街へ出ればひたすらラーメンを食っていたのに、ラーメンと相性抜群の餃子はついぞ口にしたことがない。
信じがたいが、餃子を初めて食ったのは東京に出てからだ。それもラーメン屋ではなく、下宿近くの定食屋。あの頃は安上がりに餃子定食で空腹を満たしていた。定食屋のおばちゃんは、いつも餃子定食しか頼まない私に、いつからか中華スープをサービスしてくれるようになった。
この青森特産の品々が届いた日の夕方、実姉からメールがあった。私がブログで「けの汁」のことに触れたら、ご丁寧に、そのレシピを知らせてよこした。
「記憶にあるけの汁の作り方」として、具材を「人参、牛蒡、大根 、油揚げ、高野豆腐(戻して)、干しシイタケ(戻して〕、蒟蒻、蕗、わらび」と挙げてから、以上のものを 3〜5mm位に切っておき、豆はささげ豆を使用、豆腐は油で炒め入り豆腐みたいに崩す、とあった。それでこれらを昆布だしで取った出汁で煮るという。
豆は、ささげ豆とな。なんとなく金時豆だと思ってた。私はけの汁の具材の中で豆がいちばん好きで、けの汁を椀に盛り付けるときに豆の集まっているあたりを狙ってお玉ですくっていた。
おっと、豆腐は油で炒めるんだね。賽の目の豆腐だと煮込んでいくうちに形がなくなってしまうからかな。
レシピの最後にジャガイモについて触れている。「じゃがいもは煮過ぎると溶けてしまうので、固めに煮ておいたのを入れて煮えたら丁度良いと(母が)言っていました」って、ジャガイモが入ってたなんて知らなかった。固めに煮ておいたのを後で加えるのは面倒だが、ジャガイモを加えるところが我が家特製けの汁なのであれば欠かすわけにはいかない。面倒臭がらずに、ひとつやってみるか。
【書】「亡」ボウ・モウ・ブ・ム・ない・なし・しぬ・にげる・ほろぶ(No.335)
▼甲骨文
▼金文
象形。手足を折り曲げている死者の骨の形。それで「しぬ」の意味となる。亡は屈肢葬の形、あるいは草の間で白骨化した屍(しかばね)ともみられ、その屍になお頭髪が残っている形が〓1(こう)で、〓1が草野にうち棄てられている状態を荒という。亡命(戸籍を抜けて逃げること。国外に逃亡すること)のように、「にげる」の意味に用い、また亡絶・滅亡(滅びること)のように「ほろびる」意味に用いる。(後略)<『常用字解』より>
〓1(『超漢字』画像)↓
【温泉】一二三荘。
【タイムラプス】12月21日(土)5:46〜7:57の伊豆長岡の空。32秒。
https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2720879481303245/?d=n