いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

伊豆うまし終の住処の夜景かな(あ)

職員室で、子どもたちの文集原稿をノートパソコンに打ち込んでいたら、事務室から寸胴鍋に入った豚汁が運ばれてきた。校長先生が作ったという。

今日から三者面談が始まり、面談を終えて職員室に戻ってきた担任を豚汁で労おうというのである。鍋を持ってきたときは職員室には私を含め数人しかいなかったが、毒味役ということで、私が最初の一椀をいただいた。野菜として白菜と牛蒡と人参が入っていて、これは校長先生のご実家で採れたのだそうだ。甘みがあって旨かった。何より体も心も温まった。

5時を過ぎて、担任の先生方が続々と職員室に戻ってきた。その度に校長先生が声をかけて豚汁を勧める。担任の先生は異口同音に旨い美味しいを連呼。おかわりをねだる若い先生もいて、「まだ面談をしている先生もいるんだから、その先生の分も残しておいてよ」と校長先生からの一言も出る。なかなか和気藹々の職員室でした。

午後5時半を過ぎ、ほぼ担任が戻ってきた頃合いを見計らって校内巡視に腰を上げる。日直当番の仕事である。日直は今回で4度目。月に1回は回ってくる勘定で、案外巡りが早い。常勤職員が29名だから、まあそうなる。

1階から巡回をスタートさせると、3階の音楽室からピアノの音が聞こえてきた。音楽の先生が残ってピアノの練習をしている。ドアを開けて「あとはよろしくお願いします」と声をかけようとしたがドアが開かない。どうやら中から鍵をかけているらしい。一人で練習をしたいのだなと察して、目で施錠と消灯をお願いした。

音楽の先生は新任で、北海道は札幌の出身だという。忘年会で発表される今年の十大ニュースのネタに事欠かないような人で、なかなかに面白い。じじいの失敗は笑えないけど、若い人の失敗は微笑ましいから笑える。忘年会には出席すると係に返事しておいたが、さて、どんな話題が飛び出すか、今から楽しみ、楽しみ。

 

【今日の一枚】校舎3階ベランダから見た夜景。

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今日は日直当番で、午後5時半すぎから校舎内をぐるっと見回る。見回るのに約30分。勤務は4時半までなのだが、しっかり日直当番が回ってくる。まあ、4時半に勤務が終わるように見回ればいいだけのことだが、そんなことはできっこない。できっこないことを承知の上で、平気で仕事を割り当てる。それが学校というところである。

 

【書】「宝(寶)」ホウ・たから(No.331)

▼甲骨文

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▼金文

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形声。もとの字は寶に作り、音符は缶(ふ)。宀(べん)は祖先を祭る廟(みたまや)の屋根の形。廟の中に玉(ぎょく)・貝(ばい=子安貝の形で、貴重なものとされた)・缶(土製の酒器・水器)を供える形が寶で、その供えられた物を「たから、たからもの」という。(後略)<『常用字解』より>

 

【温泉】一二三荘。

「ゆずみそ」を買う。500円。去年は300円だった。去年の値段を知っていると、だいぶ値上がりした印象を持つが、手間暇かけた女将さんの手作りだもの、これだけ出してもいいという気になる。去年までが安すぎたと思えばいい。

早速、おでんにちょいとつけて晩酌のつまみに頬張る。独特の辛味が口に広がって美味。おでんには和がらしより合うかも。

 

【タイムラプス】12月17日(火)5:48〜7:24の韮山方面の雨空。23秒。

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