いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

鯖味噌煮師走しんなり味しみる(あ)

【今日の一枚】サバの味噌煮。

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カミさんが、私に食えと作り置きしていった。食い気が先に立って、二切れあった腹身の方を食ってしまってから写真の撮り忘れに気づいた。

サバの味噌煮は好物だが、自分からは作らない。カミさんが作る。私はただ晩酌の皿にそれが盛られるのを待つだけの身。

一人でいて、たまにサバの味噌煮を食いたくなったときは、スーパーやコンビニで缶詰を買って来て食う。

が、缶詰だと、味噌煮を買わず水煮を買う。

カミさんと知り合う前のその前から、サバの缶詰は水煮と決めている。味噌煮は味が甘めで、どうも馴染めない。その点、水煮は差す醤油の加減で味を調節できるからいい。缶切りでキーコキーコ切って蓋を開け(今はプルトップをつまんでパカンか)、そのまま缶の中に醤油を垂らす。皿にひっくり返してはいけない。皿を使えば皿を洗わなければならない。そういう手間を無駄と考えるのが呑兵衛親父の定番。

缶詰を開けるのにキーコキーコからパカンに変わったのは、いったいいつか。ネットに当たってみたがよく判らない。

日本製缶協会のサイトに「1990年頃プルタブの投げ捨てによる、ごみの散乱が社会問題となりステイオンタブ(SOT=タブ自体が缶体からはずれない機構になっている)蓋に切り替わった。(中略)飲料以外の缶詰にもイージーオープン化への要望が高く、小型缶を中心にフルオープン蓋が開発普及している」とある<http://www.seikan-kyoukai.jp/history/06.html>ところから推して、2000年前後には今のパカンになったと思われる。

それにしてもサバの水煮缶は健康食品として今や大人気のようで、「サバの水煮缶」で検索すると、すごい数がヒットする。cookpadのレシピだけでも3,601品の数が並ぶ。そのままポン酢をかけて食うもよし、サラダもよし、炊き込みご飯もよし、カレーライスにだって入れてしまうほどのオールマイティぶりだ。

たかがサバの水煮缶と安易に思っていたが、どうしてどうして隅に置けない。基本的には7年後でも平気で食える保存食だし、アイデア満点のレシピがわんさかあるのだから、これを機に一つ私もサバ水煮缶の手料理に挑戦してみようかの。

 

【書】「並」ヘイ・なみ・ならべる・ならぶ・ならびに・ともに(No.321)

▼甲骨文

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▼金文

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会意。もとの字は竝に作り、立と立とを組み合わせた形。立は一定の位置に立つ人を正面から見た形。左右に二人がならんで立つ形が竝で、「ならぶ、ならべる、ならびに、ともに、みな」の意味に用いる。国語では「なみ」とよみ、人並(ひとなみ)・世間並(せけんなみ=一般の人と同様であること)、並木(なみき)のようにいう。(後略)<『常用字解』より>

 

【温泉】一二三荘。

 

【タイムラプス】12月6日(金)5:43〜7:22の伊豆長岡の空。24秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2689233747801152?d=n&sfns=mo