いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

週末もひとり畳の冬の月(あ)

【今日の一枚】冬三日月と宵の明星。

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午後5時に職員玄関を出たら、グランドの向こうの空に三日月と宵の明星がセットで見えた。その下の灯は大仁ホテル。

三日月にはちょっと細めかなと思って、アプリ「日めくり」で今日の月齢を確認したら「月齢2.5」とあった。やはり「3.0」に少しばかり届かない形の月だった。

ところで、月齢がなぜ小数で示されるのかふと疑問に思い、家に帰って調べてみた。参考にしたのは「国立天文台」のサイト。そこには、こんなふうに記されてあった。

「『月齢』は、月の満ち欠けの状態を知るための目安になる数字で、新月から何日経過したかを表しています。新月を0として、翌日が1、翌々日が2、・・・と、1日に1ずつ数を増やしていきます」

「それでは、小数はなにを意味しているのでしょうか。実は、『新月』というのは太陽と月が同じ方向になった『瞬間』のことをいいます」

「一方、ある日の月齢を表すときに、普通は『正午月齢』といって、その日の正午の月齢で代表させます。しかし、月齢を数え始めるのは新月の瞬間からですので、正午における月齢を計算しようとすると、24時間未満の端数が出てきてしまいます。1日を1としてその端数を表現するために、月齢の値に小数をつけるのです」

とすると、11月の新月は「11/27(水)0:06」だから、きちんとした三日月は「11/30(土)0.06」の形となる。で、私が見た月は「11/29(金)17:00」のだから、その形に7時間6分足りない。24時間を「1」とすると、7.1時間÷24時間=0.295…となり、小数点第2位以下を四捨五入すると、3.0より0.3足りない月齢となる。という計算が正しければ、私が見たのは正式な三日月になりかけの月ということになるか。

そんな計算はどうだっていい。昔の人は大体の形で三日月として愛でたのだろうから、私もそれに倣って冴え冴えとした冬の三日月を愛でるとしよう。

金曜の日課を終えて、少しく開放的な気分になっている。今週末は部活動の練習も試合もない。久々にのんびりした週末を迎えられそうだ。

 

【書】「福」フク・さいわい・たすけ・ひもろぎ(No.314)

▼甲骨文

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▼金文1

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▼金文2

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形声。音符は畐(ふく)。畐は酒樽(さかだる)のように器腹がふくらんだ器の形。示は祭卓(神を祭るときに供え物を載せたりする机)の形であるから、神前に酒樽を供えて祭り、幸いを求めることを福といい、「さいわい、神のたすけ、たすけ」の意味に用いる。(後略)<『常用字解』より>

 

【温泉】一二三荘。

 

【タイムラプス】11月29日(金)5:36〜7:25の伊豆長岡の空。27秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2672708372787023?d=n&sfns=mo