いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

赤き実の赤きまま落ち冬に入る(あ)

給食後、明日と明後日に行われる地区の幼稚園、小学校、中学校の合同作品展の会場へ、同僚の車で作品を搬入。今週から書写を始めたクラスは、今日の3校時ギリギリまで粘って作品を仕上げた。もう少し取り組む時間があればもっと良くなる予感のするものもあったが、こればかりは如何ともしがたい。

会場は地区小学校の体育館。この体育館は全て木造で建てられた珍しい体育館である。平成6年竣工とのことだが、建ってから25年が経ったとは思えないくらい綺麗な体育館だ。きっとメンテナンスが行き届いているのだろう。

会場に着いて、まずパネル板でブースを仕切る作業から始める。それが終わってから2階のキャットウォークに上がり、手すりの支柱(これも木造)に書写展示ホルダーをロープで吊るしていく。下のフロアでは「美術」「技術」「家庭」の授業で取り組んだ作品の展示準備をしていて、担任以外の駆り出され隊が手際よく作品を飾っているのがよく見える。と、わさわさ準備をしているところへ教頭先生が手伝いに駆けつけた。

一通り飾り付けが終わったところで、ぐるっと作品を見て回る。「技術」の木製コースター、「家庭」の手作り弁当の写真、そして「美術」の絵画とレタリング……なかなかの傑作揃いだ。

子どもたちの絵画を見ているうちに、触発されて私も絵を描きたくなった。ああ、早く4月にならないかな。そうしたら心おきなく絵が描けるのに。って、確実に4月が来ると思っているところがおめでたい。来ないかもしれないのにね。

 

【今日の一枚】トキワヤマボウシ(常緑山法師)の実。

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部室棟東側にトキワヤマボウシの生垣があって、子どもたちは登下校にこの脇を通る。この赤い実は食えるのだが、摘み取る子はだれもいない。

9月から私はここの清掃担当になり、「ちょっと食べてみるかい?」と言って、清掃に来た子たちに食ってみせるが、それでも誰も食べようとしない。本当に食べられるの? と半信半疑である。これがサクランボとかだったら我先にと手を伸ばすのだろうが、トキワヤマボウシの実となるとそうならない。どうやら、スーパーで売られていない果物は信用がおけないらしい。茱萸(ぐみ)とか桑の実とか山葡萄とか木通(あけび)とか、この手の果物は野山でさんざん摘んで食ったものだけどなあ。

 

【書】「般」ハン・めぐる・たのしむ(No.293)

▼甲骨文

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▼金文

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舟と殳(しゅ)とを組み合わせた形。舟は盤の形。殳に打つの意味がある。盤は物を入れて運ぶものであるが、この字の場合は楽器であるらしく、舟(盤)を楽器として打つことを般といい、般楽(はんらく=たのしむこと)のように「たのしむ」の意味に用いる。また、般旋(はんせん=巡ること。ぐるぐるまわること)のように「めぐる」の意味に用いる。般は盤のもとの字で、盤と同じように使うことが多い。また、一般(だれでも、どこでもというように、広く全体にわたること。また、同一であること。一様)・諸般(いろいろ)・先般(せんぱん=さきごろ)のように使う。<『常用字解』より>

【温泉】一二三荘。

 

【タイムラプス】11月8日(金)5:22〜7:15の伊豆長岡の空。28秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2626435160747678?d=n&sfns=mo