いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

絵具の香染むカーテンに秋膨る(あ)

大型の台風19号が伊豆半島を直撃しそうだ。今日の職員室はその話題で持ちきりだった。

予報では、先の台風15号とほぼ同じ進路をたどるとか。あのときは進路が少し東側にずれてくれたおかげで、築43年のボロ家への被害はほとんどなかったが、今回はどうだろう。

前回は千葉県の南側を中心に屋根瓦が飛ばされるなどの被害があり、その傷口が癒えないうちにまたしても大型台風の直撃を受けそうである。テレビでは万全の備えを訴えるが、まだブルーシートで屋根を覆っている地域に万全の対策を迫っても、ブルーシートが飛ばされないようにするのが関の山で、他にやりようがない。

我が家も全くその通りで、ブルーシートはかかっていないものの、いつ屋根瓦が飛ばされてもおかしくない状況にある。外壁のモルタルだって、今の家が建った当時のままだろうから、そこから雨が染み込んでくる可能性もある。備えの対策としてできることは、雨戸を閉め、雨戸が剥がれ飛ばされないように横木を打ち付けるくらいだ。

それをやろうにも、時間が取れない。台風19号が伊豆半島にもっとも近づくのは、10/12(土)〜13(日)にかけての夜らしい。雨戸打ち付け作業をするとしたら、10/11(金)しかない。ところが10/11(金)は中間テストで、国語のテストは最後の5校時だから、採点はその後ということになる。家に持ち帰って採点することになるか(紛失事故が心配)、それとも、明日のうちに打ち付け作業をやっつけて、10/11(金)のテスト後に採点時間を作るか。明日、早めに職場を出られたら、そうするのが最善かもしれないな。

ああ、なんとも恨めしい台風19号である。

 

【今日の一枚】美術室のカーテン取り付け。

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美術の先生に頼まれて、昨日と今日、美術室のカーテン取り付けを手伝う。

昨日は作業の途中でフックが足りなくなり、事務室も閉まっていたので、続きを今日やった。

脚立を使って上ったが、足元がおぼつかなく、足を滑らして落っこちてしまう自分を想像して、確実に体力が衰えていることを実感した。脚立ごときでバランスを取れなくなってはおしまいだ。骨折してそのまま寝たきりになってしまったらどうしよう。そんな想像も現実味を帯びる年齢になったということだな。今のうちにやれることをやっておかねば。

 

【書】「貞」テイ・とう・ただしい・まこと(No.263)

▼甲骨文

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▼金文

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卜(ぼく)と貝(ばい)とを組み合わせた形。卜は亀の甲を灼(や)いてできたひびわれの形で、これで神意を占ったので、占うの意味となる。貝は甲骨文字の字形にみられるように、もと鼎(かなえ=もと煮炊き用の青銅器で、祭器として用いる)の形で、貞は鼎を使って占い、神意を「とう」ことをいう。鼎の中の犠牲(いけにえ)の様子によって吉凶を占ったものであろう。その占い(貞ト)によって得られた結果は「ただしい、よい、まこと」とされる。<『常用字解』より>

甲骨文は、ゴキブリがおいでおいでをしているように見え、金文は、ダッチオーブンで鍋料理を煮炊きしているように見える。

 

【温泉】一二三荘。

 

【タイムラプス】5:08〜7:30の伊豆長岡の空。35秒。