いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

見回りの校舎の窓やそぞろ寒(あ)

今日は2回目の日直当番で、午後5時40分から30分ほど校舎内を見回る。

本当はもっと早い時間に回るつもりでいたが、美術の先生から美術室のカーテン取り付けを頼まれ、それを手伝ったら5時半を過ぎていた。

見回りをしながら、定時制時代の校舎内見回りのことを思い出していた。あの時は、授業が終わった後のトイレが汚れていないかどうかを主にチェックして回った。左手にバケツをぶら下げ、右手に火バサミを持って。

校舎が古いものでドアの建て付けが悪く、ギイイという、いかにも物陰から何かが出てきそうな音がしたり、風の強い日などは、いきなりドアがバタンと音を立てて閉まったりしてスリルがあった。

20年以上前のそのことを思い出しながら見回りから戻ってくると、職員室では相変わらずほとんどの先生方が残って仕事をしている。今週金曜に迫った中間テストの問題でも作成しているのだろうか。6時を過ぎたというのに誰も帰る気配がない。

会話を聞くともなく聞いていると、神戸の小学校の教員いじめが話題に上がっていた。常日頃から、いじめは犯罪だと言っている先生があんなことして子どもたちにどう示しをつけるつもりなのか、いじめの現場を平気で動画に撮っていたって一体どういう神経なんだ、うちもいじめられている先生がいるんじゃないかと生徒に訊かれた、などなど。

かの問題のあった小学校では、これから立て直すのが大変だろうな。明らかにいじめに加担した先生の処分は当然として、それよりも何よりも、まずは子どもたちの心のケアを最優先にせねば。

 

【今日の一枚】津軽の道の駅で買った「みず」。

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五所川原から弘前へ向かう道の途中に大きな道の駅があり、そこで「みず」の水煮を見つけて買った。1袋325円。

「みず」は、津軽ならではの山菜で、くせがなくシャキッとした歯ごたえがたまらない。旬は夏で、今の時期は生山菜としては出回らない。岩木山麓の清流に自生しているというが、私は青森の地元スーパーや青物市場でしか見たことがない。

今回の青森行きでは、夏に帰青したときに実家で食った味噌和えの味と歯ごたえを突然思い出し、生山菜として売られていないことは判っていたが、車で案内してくれた高校の同級生の迷惑も顧みず、「みず」を探しまくった。そうしたら道の駅の棚にこの水煮を見つけた。

早速ポン酢をつけて食ってみた。ん? 味が違う。歯ごたえが違う。「みず」とはいえ水煮では生とまるで違う。どうしよう、4袋も買ってきたよ。漬物にでもしてみるべえか。

 

【書】「追」ツイ・おう・およぶ(No.262)

▼甲骨文

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▼金文

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𠂤(し)と辵(ちゃく)とを組み合わせた形。𠂤は軍の出征のとき、祖先を祭る廟(みたまや)や軍社で戦勝祈願の祭りをするときに供える肉(脤肉(しんにく)という)の形。軍が行動するときには常にこの脤肉を捧(ささ)げて行動した。辵(辶・辶)には行くの意味がある。脤肉を捧げて追撃することを追といい、敵をおうの意味となる。のちすべて「おう、おいつく、およぶ」の意味に用いる。<『常用字解』より>

 

【温泉】一二三荘。

 

【タイムラプス】10月8日(火)5:07〜7:10の伊豆長岡の空。30秒。

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