今日の給食(いつも特支学級の子たちと摂る)の時間、特支学級の担任の先生が吉幾三の津軽弁ラップが話題だと教えてくれた。9/12にyoutubeで発表し、約一週間で再生回数が100万回を突破したと、こちらは今日の陸奥新報コラム「冬夏言」で知った。
津軽弁のラップがどんなものか、早速youtubeで聴いてみた。担任の先生は、何を言っているのかさっぱり判らないから私に翻訳してほしいと言っていたが、私だって歌詞がテロップで流れなかったら、何を言っているかチンプンカンプンだったかもしれない。
ただ、歌詞の中に懐かしいフレーズが使われていて、なるほどこれはラップのリズムだったかと、吉幾三の音感の鋭さに感じ入った。
そのフレーズとは、♫シャベレバ シャベタテ シャベラレル シャベネバ シャベネテ シャベラレル♫で、これは、青森の観光バスに乗ると決まってガイドさんが紹介する津軽弁の早口言葉の一節である。
実際は、こうだ。
「しゃべればしゃべたってしゃべられるし、しゃべねばしゃべねってしゃべられるし、どうせしゃべられるんだば しゃべねってしゃべられるより、しゃべったってしゃべられたほうがいいって、しゃべってたってしゃべってけへ」
これには南部弁のバージョンもあって、「しゃべる」を「へる」に変えれば南部弁になる。
今日は吉幾三の「TSUGARU」を聴いて、心あずましく(心地よく)なり、改めて津軽弁の豊かさを誇らしく思ったことだった。
【今日の一枚】センニチコウ(千日紅)。
学校の玄関ロータリー花壇に植えてある。これも校長先生が種から育てたもの。8月まではここの手入れをしたり、土手の草を刈ったりしていたが、今は別の人が手入れしている。
【書】「尊」ソン・たっとい・とうとい・たっとぶ・とうとぶ・さかだる(No.248)
▼甲骨文
▼金文
もとの字は〓1に作り、酋(しゅう)と寸(手)とを組み合わせた形。古い字形は酋と廾(きょう=左右の手を並べた形)とを組み合わせた形。酋は酉(酒樽の形)から酒気のあらわれている形。八は酒気の発することを示す。〓1はその酒樽を両手で捧(ささ)げて神前に置く形で、酒樽の意味となる。金文には〓2(ふ=阝。もとの形は〓3で、神が天に陟(のぼ)り降りするときに使う神の梯(はしご)の形)の前に置く形がある。尊を「たっとぶ、とうとい、とうとぶ」の意味に用いるが、それは酒樽を賜うことによって位階の順序が定められたからであろう。<『常用字解』より>
〓1(『超漢字』画像)↓
〓2(『超漢字』画像)↓
〓3(手書き画像)↓
甲骨文は左右対称のシンメトリー。この手の字形は全体のバランスをとりながら部分的なバランスをどう崩すかを考える。何回書き直してもイメージにピタリと合う書がなかなか書けない。
金文は、シンメトリーではないが、全体が左へ傾きかけているのを右のパーツで少し右へ引っ張り戻すようにしたら、全体のバランスがうまく取れたかもしれない。
【温泉】一二三荘。
【タイムラプス】9月20日(金)5:04〜7:08の伊豆長岡の空。31秒。
https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2523518597706002?sfns=mo