いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

孫の見てをり一刀の西瓜かな(あ)

中学校で教えるのが初めてだったら、どんな様子か見ておいた方がいいでしょうと校長先生が言ってくれて、今日は、1年と3年のお二方の授業を見学させてもらった。

お二人とも教え方がとても丁寧で上手。ツボもきちんと押さえていらっしゃる。中学校では、これは確実に教えておかなければいけないといった共通事項がたくさんあって、高校のように、割と授業担当者の裁量に任されるところは少ないように感じた。

「アクティブ・ラーニング」という言い方が出てきたのはいつ頃からだろうか。少なくとも私の現役時代にはそういう言い方はなかった。今はそれが主流らしい。昔ながらの講義形式が染み付いた私に、果たしてそれができるだろうか。今日のお二方の授業を見学して、まずその不安が頭をよぎった。

でも、引き受けた以上はやるしかない。今さらあとへは引けない。

ともかく楽しんじゃえの精神で、何でもかんでも楽しみながら、最後のご奉公をさせてもらおうと思っています。

 

【今日の一枚】今年最後のスイカ。田中山のスイカは旬が過ぎても甘かった。普段は文句しか垂れないカミさんにも、これは当たりと大好評。

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孫に言わせると、タネの取りやすいスイカの切り方があるそうで、どこでそんなの覚えたのかと訊いたら、テレビだと言う。

スイカの縦模様を横にカットするのだと孫に教わり、そのとおりに包丁を入れたら、いともあっけなくパカンと真っ二つに割れた。まさに、切ったというより、割れたというふうに。

次に、割れた切り口面に走る、中央からの放射状の白い筋に包丁を当て、中心から30度の角度で切ればいいと言われ、言われたとおりに包丁を当てて力を加えたら、今度は包丁先の向こうの果肉に割れ目が走り、これまたパカンと半分に割れた。これは孫にも想定外だったらしく、テレビでやってたのと違うと言われる。そんなこと言われたって割れちまったものはしょうがないだろ。 教科書どおりにいかないことは、世の中にはたくさんあるのさ。すべて思いどおりになる世の中なんてつまらないだろ? とは、テレビを見てない私の弁解。

孫娘に包丁を渡すと、孫娘は三角定規をあてがって食べやすい切っていくが、お兄ちゃんの方は、そんなものは七面倒とばかりにスプーンえぐり作戦に出る。ここで兄妹の性格の差が出る。私だったらスプーンすら使わず直に鷲づかみでむしゃむしゃやるところだが、カミさんの監視下ではそれもできない。

いいか、スイカってのはだな、畑のど真ん中でこんなふうにして採れたてを拳で割ってむしゃむしゃ食うのがいちばん旨いんだ。青森に帰青したときに子どもたちを畑に連れ出し、そんなふうに言ってスイカを食わせたことを、お兄ちゃんの食べ方を見ながら懐かしく思い出していた。

 

【タイムラプス】8月28日(水)6:17〜6:53の伊豆長岡の空。35秒。

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