今日は午前11時に茅ヶ崎の歯医者に予約を入れてあった。
伊豆から茅ヶ崎までは、歩きと乗り換えを合わせて2時間はかかる。往復4時間3,000円かけて歯医者に通っている。たかが歯医者へ行くのにそんな時間と電車賃をかけるのはもったいない気がしないでもないが、だらだらと30年以上も通い続けている。
そんなに続いているのは、茅ヶ崎という街が好きだからだと思う。茅ヶ崎には二度勤務している。最初は5年、二度目は3年と、それぞれ勤めた期間は短かったけれど、今思い出すのは楽しかったことばかりだ。そんな思い出ともう少しつながっていたいという気持ちもあって、こうして茅ヶ崎通いをしているのかもしれない。
でも、今日、受付の人に言われた。「ずいぶん遠くから通ってらっしゃるんですね」。
これまでは若先生の奥さんと大先生の奥さんが交替で受付をしていたのだが、今日行ったら新しい人に代わっていた。それで、カルテか何かを見て私が伊豆から通う人だと知ったらしい。
そうだよな、伊豆から通うのは遠いと思うよな。それが普通の感覚だ。
「たまに湘南の風に当たりたいと思って。前にこっちに住んでいたこともあるし」と新しい受付の人に言ったら、「〇〇さん(私)がそれでよろしければいいんですけど」と言ったあたり、遠くからわざわざ通ってもらうのは申し訳ないという思いがあるのかもしれない。
そうだな、受付も代わったことだし、そろそろ伊豆の近場に歯医者を探す頃合いかもな。
【今日の一枚】茅ヶ崎の居酒屋。
昨秋そば打ちセットをくれた茅ヶ崎の人と、定時制勤務時代に一緒に担任を持った人と(これも茅ヶ崎の人)、たまには三人で酒でも呑もうやと、茅ヶ崎南口の居酒屋で呑む。
この前そば打ちセットさんから電話があり、私が今日、茅ヶ崎の歯医者に行く予定があると言ったら、ならば三人で呑もうということになった。
ところが、定時制一緒に担任さんときたら、急遽仕事が入ったというので午後7時までに出勤しなければいけなくなった。その人はまだ定時制で再任用勤務をしているのである。
えっ? もう夏休みじゃないの? と訊いたら、定時制は今週水曜まで授業があるのだそうだ。なんだか昔とずいぶん違ってきてるんだなあ。
いやあ、大変だねえと同情し(たふりをして)、私とそば打ちセットさんはビールなしの最初から冷酒。仕事が終わってから呑むから旨いのに、これから仕事じゃ呑めないねかわいそうに、と言いながら、二人でガブガブ呑み比べ。このあと仕事の人は恨めしそうにノンアルコールビールを手酌で飲んでいた。
【書】「終」シュウ・おわる・おえる・おわり・ついに(No.193)
▼甲骨文
▼金文
音符は冬(とう=冬)。冬は編み糸の末端を結びとめた形で、終のもとの字である。冬を四季の名の冬(ふゆ)に専用するようになって、糸の末端を示す意味で糸へんを加えて終の字が作られた。糸の末端を結んで終結(おわり)とすることで、すべてのことの「おわり」、ことが「おわる」、ことを「おえる」の意味となる。始めから終わりまで全部を終始といい、また「ついに」の意味にも用いる。<『常用字解』より>
甲骨文は、できそこないのシシトウか、描きかけのウルトラマンの頭部に見え、金文は、日本昔話に出てきそうな肌の白い村娘っ子のように見える。というか、そういうイメージで書いた。
【タイムラプス】7月22日(月)4:53〜7:24の伊豆長岡の空。37秒。
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