いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

山百合の刈られてもなほ匂ひ立つ(あ)

今日の徳島新聞コラム「鳴潮」に、「エシカル消費」という言葉があった。コラム子は、「最近、頻繁に耳にする」と言うが、私は初めて耳にした、いや、目にした。

エシカル消費とは、県の担当が言うには「人や社会、環境、地域にやさしい商品やサービスを選ぶ思いやりのある買い物の仕方」なんだと。なんとなく判ったようで、でもやっぱりよく判らない。

そこでネットに当たってみた。すると、

「日本人が古くから持ってきた『おかげさま』『足るを知る』といった考え方を実践し、“ちょうど良いあんばい”の生活を実践していくことがエシカルであり、人としてあるべき生き方なのではないでしょうか」と、一般社団法人エシカル協会<https://ethicaljapan.org/what-ethical>のサイトにあった。

人としてあるべき生き方云々は余計なお世話だが、作ってくれた人への感謝を忘れないようにするというのなら判る。給食の時間に放送でその日の献立の説明が流れ、最後に放送委員が「みなさん、作ってくれた人に感謝して、残さず食べましょう」と呼びかける、あれですね。

それは判るけれど、「”ちょうど良いあんばい”の生活」ってどんな生活のことを言っているんだろう。あまり業突く張らずに身の丈にあった生活という意味だろうか。多少不便を我慢してでも地球のためになる生活をしよう、そういうことを考えて買い物をしようということだろうか。

今や全国どこへ行ってもコンビニがあり、24時間いつでも生活用品が手に入る時代に、そんなに便利じゃなくてもいいから、レジ袋をなくすとか、食品ロス回避の工夫とか、今後はそう意識を持って買い物をし、生活していく必要があると言っているのだろうか。

う〜ん、エシカル消費という意識、コンビニの便利さに慣れてしまった現代人に、どれだけ浸透するだろう。

 

【今日の一枚】今日通ったら、ヤマユリの斜面が無残なことに。

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ペリカンの口のような蕾が草薮に見え隠れし、いよいよ咲き揃うといったタイミングで、まさか、草刈りが入るとは。もうちょっと先に延ばせなかったのかねえ。ここともう一箇所の花を除いて、せっかくのヤマユリがことごとく刈られてしまいました。個人所有の斜面のようだから文句の言える筋合いではないけれど、せめて三十日盆の終わる頃まで咲かせておいて欲しかったなあ。

 

【書】「受」ジュ・うける・うかる(No.189)

▼甲骨文

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▼金文

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〓1(ひょう)と舟とを組み合わせた形。〓1は爪(そう)と又(ゆう)とを組み合わせた形で、爪と又は手であるから、上下の手を合わせた形。舟は盤の形。盤の中に入れたものを、上の手は与える手、下の手は受ける手である。それで上の手からいえば受(さず)ける、下の手からいえば受(う)けるの意味となり、甲骨文・金文ではその両方の意味に使っている。のちさずけるの意味の授が作られ、受は「うける」の意味にのみ用いる。<『常用字解』より>

〓1(『超漢字』画像)↓

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甲骨文はどうもバラバラでまとまりがないが、金文は榊莫山ふうで面白い仕上がりになった。

 

【温泉】一二三荘。

湯から上がったら、外のベンチで親方さんが鮎竿の手入れをしていた。訊いたら、明日の釣りの準備だと言う。釣る本番も楽しいが、こうして前もって仕掛けを準備するのもまた楽しいものです。

私も8月になったら去年のリベンジをしますと言ったら、親方さんは、どうぞと言ってにっこり笑った。

 

【タイムラプス】7月18日(木)5:25〜7:46の伊豆長岡の空。

https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2409354559122407?s=100001436582002&sfns=mo