いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

人寄せぬ崖なればこそ山の百合(あ)

【今日の一枚】ヤマユリ(山百合)。

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咲いているのは写真左の斜面。坂の下は田京駅から伊豆長岡駅寄りの家並み。奥の山は頂上にロープウェイ駅のある葛城山(かつらぎやま)。

この坂道は地元の小中学校の通学路になっていて、したがって私の通勤路でもある。一二三荘へ行くときもこの坂を下り上る。

ヤマユリは大ぶりな花で、咲き始めの今はポツリポツリと数カ所に花を咲かせるにとどまるが、これがもう少し経てば斜面がヤマユリだらけになって、往き来する人に芳香を浴びせます。

去年の今頃、擁壁のすぐ上の、ギリギリ手の届く場所に咲いたヤマユリが、何者かによって抜き取られていたことがあった。朝、通勤で通ったときは咲いていたのに帰りに通ったらなかった。ヤマユリは山の崖に咲くからヤマユリなのであって、自分の庭に植え移したところで何になろう。自然のままそこに咲かせておきましょう。

 

【書】「取」シュ・とる・めとる(No.185)

▼甲骨文

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▼金文

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耳と又(ゆう)とを組み合わせた形。又は手の形。戦場で討ちとった者の左の耳を、討ちとった証拠として手で切り取ることを取という。敵の耳を切り取るの意味から、すべての物やことについて「とる、うばう」の意味となり、また「めとる」の意味にも用いる。討ちとった敵の左耳を切り取って持ち帰り、その数を数えて軍功を決めた。耳を切り取ることを取、また〓1(かく=みみきる)といい、首を切り取ることを馘(かく=くびきる)という。(後略)<『常用字解』より>

〓1(『超漢字』画像)↓

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字解に「左の耳」とあるから、耳の向きは同一かと思ったら、『古代文字字典』には反対向きの字形もある。反対向きって右耳のはずだが……。

また、その左耳を「手で切り取る」ともあり、手じゃ無理でしょう、切り取るなら刃物でしょうと突っ込みたくなるが、古代の戦いはそんなので軍功を決めていたんですね。言うこと聞かなきゃ核弾頭ミサイルをぶっ放すぞと脅し合う現代は、さしずめ何をもって軍功とするのでしょうか。

 

【温泉】一二三荘。

「鮎めし」(400円)購入。

帰りに精肉店に寄ってPayPayで買い物。そうしたら、1,000円ゲットの「おめでとうございます!」が出た。

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大仁商店街の千円商品券はなかなか当たらないのに、利用2回目でいとも簡単に1,000円ゲットできたりすると、このサービスを本当に信用していいのかな、これからも続けて利用して大丈夫かなと逆に心配になる。

勝手にくれると言うならもらってやってもいいが、はて、こんなことをしてサービス提供会社は一体どこで得をしているのだろうと、そっちの方が気になります。絶対に裏があるよな。

どこかで儲かるからこんなサービスが成り立つんですよね。顧客を囲い込む一つの手口なんだろうけど、なんだか知らないうちに大切な個人情報を全世界にさらしているようで、そう思うとちょっと薄気味悪い。

 

【タイムラプス】7月14日(日)7:22〜10:57の韮山方面の雨空。26秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2402568926467637?s=100001436582002&sfns=mo