アプリ「たてコラム」で読む地方新聞のコラムを毎日楽しみにしている。
日本列島の北から順に南へと読み下っていくが、時間がなくて途中で読むのを止めることもままある。土日は大抵時間があるから最終の八重山毎日新聞「不連続線」まで読める。
今日は7月7日だから、七夕に関連づけたコラムが多かったが、そんな中で愛媛新聞「地軸」にこんなのがあった。
「津波で亡くなった3歳の『康ちゃん』。2年後のある日、母の遠藤由理さんは家族で食事中、祭壇に向かって『康ちゃん、こっちで食べようね』と呼び掛けた。すると、大好きだったアンパンマンのおもちゃの車がブーンと動きだした」
東日本大震災の聞き取りをまとめた書籍『魂でもいいから、そばにいて』(新潮社)からの引用だという。
あれから8年、津波の犠牲になった我が子が今でもそばにいると信じるお母さんの気持ちを思うと胸がつまる。「残された人の『もう一度会いたい』という強い願いが、こうした体験につながっているのかもしれない」とコラムは言い、「きょう西日本豪雨の犠牲者を追悼する式典が県内各地で開かれる」とつなげる。
生きたくても生きることがかなわなかった人がいること、そしてかけがえのない人を失った悲しみに歯を食いしばって耐えている人がいることを、私も忘れないでいたいと思う。このコラムに触れて改めてそう思った。
【今日の一枚】庭のムクゲ(木槿)が咲きました。
今のところ、咲いているのはこの一つだけだけど、これからは次へ続けとばかりにバンバン花を咲かせることでしょう。
ムクゲが咲けばいよいよ梅雨も終わりです。そしてムクゲが終わる頃には隣のサルスベリが咲き始め、炎天の夏空がやってきます。
【書】「疾」シツ・やまい・はやい・にくむ(No.178)
▼甲骨文
▼金文
甲骨文字・金文の字形は、大と矢とを組み合わせた形。大は手足を広げて立つ人を正面から見た形であるから、人が腋(わき)の下に矢を受けた形で、矢の傷(きず)をいう。のち大を疒(だく=牀(とこ)の上に人が病気で寝ている形)に改め、病牀(びょうしょう)にある人の形とした。それで疾は矢創(やきず)の意味から、すべての「病気、やまい」の意味となり、疾病(しっぺい=病気)という。病はもと「疾(やまひ)、病(へい)なり」のように、病気の重いことをいった。病気の意味から、疾視(にくしみの目で見る)・疾妬(しっと=うらやんだりねたんだりすること)のように「にくむ、うらむ」の意味となり、また疾風(しっぷう=はげしく吹く風)・急疾(はやいこと)のように「はやい」の意味に用いる。<『常用字解』より>
甲骨文を書くときは、義経をかばう武蔵坊弁慶が敵の矢を受けて立ったまま絶命する姿、金文を書くときは、伊東四朗と小松政夫が踊る電線音頭のおっとっとっととタタラを踏む姿を想像した。こんな、しょうもないことばかり想像しながら書いている。
【温泉】一二三荘。
湯から上がって精肉店に行ったら、PayPayで支払えることが判って、試しにiPhoneをかざしてみた。
おお、簡単。これで十円玉以下の小銭をジャラジャラ持ち歩かなくて済む。クレジットカードもいらない。
7Payの不正アクセス問題でPay支払いに強い懸念を示す向きもあるが、使ってみればとても便利。これからはPayがショッピングの主流になることは間違いないでしょう。あとはセキュリティさえしっかりしてもらえれば、って、今回はこれが問題になってるんですよね。
いよいよ、スマホ一台あれば何でもできる時代になってきました。これからは5Gの覇権争いも熾烈を極めることになるでしょう。
【タイムラプス】7月7日(日)4:38〜7:10の伊豆長岡の空。37秒。
https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2390571857667344?s=100001436582002&sfns=mo