いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

濁流が濁流を噛み梅雨出水(あ)

【今日の一枚】増水した狩野川。

f:id:jijiro:20190705075237j:image

昨夜来の雨で水嵩の増した狩野川。仕事の帰りに大門橋へ迂回して、その橋を渡った向こうの袂から撮った。橋は写真の左側にある。

橋の下の河原は、普段は水が流れていないところだが、今日は増水ですっかり水をかぶっている。

写真右上のチョコレート色の建物が大仁ホテル。左上の丘に建つのが職場の中学校。

 

【書】「耳」ジ・みみ(No.175)

▼甲骨文

f:id:jijiro:20190705075417j:image

▼金文

f:id:jijiro:20190705075428j:image

耳の形。[説文]十二上に「聽(き)くことを主(つかさど)るものなり」という。聽(聴)は耳と目と心とを要素とする字で、耳と目が人の感覚のうちで最も重要なものである。それで聖(ひじり)とは、耳をそばだててつま先で立つ人が〓1(さい=神への祈りの文である祝詞(のりと)を入れる器の形)の前にいる形で、祝詞を唱えて神に祈り、神の声、神のお告げを聞くことができる人をいう。神のお告げをかしこく理解することを総(そう=聰)という。<『常用字解』より>

〓1(手書きの画像)↓

f:id:jijiro:20190705075522j:image

耳は左右二つあるから、右向き左向きの両方を書いた。象形文字だから、見た形をそのまま文字化したわけだが、どちらかといえば金文の方が実際の耳の形に見える。

甲骨文の二本の「|」は、実際の耳のどのあたりを示しているのだろう。『古代文字字典』には、この「|」のない字形もあって、よく判らない。

【温泉】雨につき内風呂。

「Yahoo!天気」の雨雲レーダーで雲の動きを確認し、これなら行けると判断して向かった一二三荘だったが、坂を下る途中から雨がポツポツ降ってきた。おかしいな、雨雲レーダーだと雨雲の尻尾がちょうど切れて東へ抜けることになっているが、どうして雨が降ってきた?

今降ってるのは雨雲の尻尾のあたりか。尻尾は私の頭上をまだ抜けていなかったか。まあ、スーパーで買い物がてら雨宿りをすればそのうち雨も止むだろう。そう思ってスーパーに入り、特に急いで買う必要もなかった台所洗剤をわざわざ買って外に出た。が、雨はまだ降ってる。10分もすれば雨もあがると読んだんだけどな。

スーパーの駐輪場から一二三荘の方角を見ると乳白色の雲が天城連峰をすっぽり包み隠し、とても雨が止みそうに見えない。それで、スマホを取り出し再度雨雲レーダーで確認する。と、まだ雨雲の尻尾が現在地に引っかかっているように見える。

あれ? 雨雲は抜けたんじゃなかったの? 経過時間のカーソルを「現在」から5分10分15分後と小刻みにずらすと、レーダーでは確かに雨雲は東へ抜けているのに、現実の雨雲は抜ける気配がまるでない。

反対側の三島方面の空はと見ると、こちらは雲間が見えて山際が明るくなっている。

ははん、これは真上の空で太平洋高気圧と日本海高気圧がせめぎ合っている最中なんだな。梅雨前線が縄跳びの縄のようにぶれまくり、その動きをレーダーも予測できないでいるのだろう。

レーダーが予測できないのなら、現実の空から予測するしかない。実際の空がもうしばらく雨が降り続きそうな気配なのであれば、無理して一二三荘へ行くことはない。湯から上がる頃には雨も上がっているだろうことを期待して行ったとしても、行くときに濡れた衣服をまた着直すのはぞっとしない。

ということで、今日は一二三荘を取りやめにしました。

それにしても昨今の天気予報は、気象衛星から送られてくる膨大なデータの解析もあって、昔と比べてずいぶん緻密で正確になったと思う。だからつい雨雲レーダーによるバーチャルな雲の動きを信じてしまいがちだけれど、やはり最終的な判断は実際の空を自分の目で見て行うのだということを改めて思わされた今日でした。

 

【タイムラプス】7月4日(木)5:26〜7:42の韮山方面の雨空。34秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2385254524865744?s=100001436582002&sfns=mo