いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

ひらがなのメモ添ふ夏至の京土産(あ)

【今日の一枚】お土産の小銭入れ。下のは、以前使ってたやつ。

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5月に関西修学旅行に行った3年生の子からお土産をもらった。三つ葉葵が刻印された本皮の小銭入れである。

班行動プランを立てているときに太秦映画村に行くようなことを言っていたから、たぶんそこの土産屋で買ったのだろう。

学校で会えば、今度(家に)持ってくよと言い言いしていたので、いつ来るかいつ来るかと構えていたが、なかなかその機会がなくて今日の手渡しになったようだ。

去年は、家に遊びに来るといたずらばかりしていたもう一人の相棒が、今年は高校に進学したこともあって、二人でいたずらをする時間も取れなくなったのだろう。聞くところによると、部活も写真部に入り、気の合う友達も新たにできた由。

中学校時代に一緒に仲良く遊んだ仲間も、いつかはこうして新しい道を歩んで行く。今日お土産をくれた子も高校へ進めばまた新しい友達もできるだろう。それでいいんだ。そうやってそれぞれいろんな人とのつながりを新しく作っていけばいい。

それにしても、いいお土産をもらった。小銭入れはコンビニで「ご自由にお持ちください」とサービスかごに入っていたのを二年ほど前からずっと使っていた。使い勝手は特に悪くなかったので長らく愛用していたが、お土産に本皮の立派な小銭入れをもらってみれば、今までのビニール製がどうにも貧相に見えてしかたがない。

私は、どちらかというと見た目よりも使い勝手を重んじるタイプで、財布なんぞも使えればいいやという思いが強い。それで20年以上前に義父からもらった折りたたみ財布がとても使い勝手がよく今でも持っていたりするのだが、去年のある日、なんかの加減でその子に(他にも何人か取り巻いていたか)「どうだ、味があるだろう」と言って私の財布を見せたことがあった(中身は見せなかった、つもりだがその子には札の少なさを見られたかもしれない)。それ以来ずっと私の財布のことが気になっていたらしい。

でも、嬉しいじゃないですか。まさか私のために、そんなお土産を修学旅行で買ってきてくれるなんて……。心根のやさしい子だねえ。ありがとう。大事に使うね。そして、手垢のしみた、これまた味のある小銭入れとして私の宝物にしたいと思います。

 

【書】「殺(殺)」サツ・サイ・セツ・ころす・へらす(No.166)

▼甲骨文

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▼金文

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〓1(たたり)をなす獣のかたち(左偏の形)と殳(しゅ)とを組み合わせた形。殳は杖(つえ)のように長い戈(ほこ)。〓1をひきおこす獣を戈で殴(う)って殺す形で、これによって祟(たたり)を殺(そ)ぎ(へらし)、無効とする行為を殺といい、減殺(げんさい=へらすこと)がもとの意味である。〓2の小点は〓1をなす獣の耳の形。甲骨文字と金文はその獣の形だけをかき、のちの蔡(さい=ころす)の字にあたる用法である。殺は「ころす」という意味にも用いた。<『常用字解』より>

〓1(『超漢字』の画像)↓

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〓2(『超漢字』の画像)↓

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庭木の下草をノコギリ鎌で刈っていると、この字のような形の根っこが次から次へ出てきてうんざりする。地表に現れた根っこの端を引っ張ると、肥えたミミズが飛び出してきたりして、それが1匹や2匹ではない。それだけ栄養のある土なんだろうけど、庭木だけに栄養を与えるならいいが、もれなく下草にも栄養を与えるから始末に困る。

そうこうしているうちに、草取りをしたばかりの庭にまた新たに草が生えてきた。もう、いい加減にしてちょうだい。

 

【温泉】一二三荘。

 

【タイムラプス】6月25日(火)6:03〜8:26の伊豆長岡の空。35秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2370067656384431?s=100001436582002&sfns=mo