いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

朝顔の苗ぷるぷると網弄る(あ)

今日は午前と夕方と、二度の震度3の揺れを体感した。

一度目は午前9時11分に揺れた。震源地は千葉県南東沖でマグニチュードは5.5。

二度目は午後7時26分で、震源地は伊豆半島東方沖。マグニチュードは4.1。いずれも気象庁発表。

午前の揺れは大雨が降っている最中に襲ってきた。横にゆさゆさ揺れ、揺れている時間は割と長く感じた。一瞬いよいよ来たかと思わせるに足る揺れだった。

揺れている数秒の間にまず思ったことは、一部ではあるが床下基礎部分の補強工事はこの揺れに耐えられるかということと、この雨じゃ外へ出る気がしない家の中で揺れが収まるのを待つしかないということと、二階を載せた天井が潰れてもその下敷きにならなくて済む位置へ身を移すことだった。

揺れと同時にiPhoneのアラームがけたたましく鳴ったが、現在揺れている最中で地震なのは判っているし、だいたい地震が発生してから警告音を鳴らしたって意味がない。

午後の揺れは、ちょうど晩酌の焼酎お湯割2杯目を呑んでいる最中で、もう一品つまみが欲しくて冷蔵庫を覗きに立つところだった。これもiPhoneのアラームが鳴り、加えてたまたま見ていた7時のニュースで地震の速報を始め、さらに地区の防災無線で警告も流れたが、四方八方から地震だ、地震だ、地震だと連呼されても、何をどうすればいいのかとっさの判断ができない。状況を知る方法はあまたあるのだが、それをどう生かすかの活用方法が未だ確立されていない。

ただ一つ言えることは、もし地震が起きたときに身の安全を確保する場所を用意しておく必要があるということだ。幸いなことに我が家の下には鉄筋で組んだ車庫がある。車庫に鉄筋が入っていることは、この前の床下工事で畳をひっくり返したときに知った。もし家屋が倒壊しても、ここだけは潰れない可能性がある。そうだ、ここをもしものときの避難場所にしよう。ここに非常食と飲料水と救急箱と七輪を置いとけばいいんだ。

そういう意識を持つことができたのは、今回のダブル震度3の揺れのおかげでした。

 

【今日の一枚】鉢植えのアサガオ(朝顔)とフウセンカズラ(風船葛)。

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庭の裏の夏野菜のプランターと並べておいたが、そろそろ網を這い上る頃合いかなと思って六畳和室の濡れ縁に移した。濡れ縁にはキュウリを栽培したときに使ったネットを張った。

わざわざグリーンカーテンを作らなくても緑だらけのジャングル庭ではあるが、孫が楽しみにして土を入れた鉢でもあるし、孫の顔を立てる意味でグリーンカーテンにすることにした。

朝風にプルプル震える苗が孫のようで可愛らしい。これからはその成長を孫の成長と重ねてカウンター窓から楽しむのである。

 

【書】「冊(册)」サツ・サク・ふみ・かきもの(No.165)

▼甲骨文

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▼金文

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木を打ちこんだ柵(さく)の形。冊は柵のもとの字である。古い字形では木に長短があり、それを横に連ねて編み、扉の形となっている。両扉の形にしるす形(金文)もある。金文の図象に、両冊の間に獣をかくものもあって、犠牲(いけにえ)の牛や羊をつなぐ牢閑(ろうかん=檻(おり))の扉であることが知られる。のちこの扉の形を書冊(書物)の意味に用いるのは、竹簡・木簡(文字を書いた薄く細長い竹や木の札)を編んだ形がこれに似ているからである。今は「ふみ、かきもの、書物、書物を数える単位」の意味に使う。<『常用字解』より>

甲骨文も金文も、あえてスピードを落として書いた。字解にもあるとおり、「木に長短があ」って面白い。長さを揃えて書かなかったのはなぜだろう。でも、かえって不揃いなほうが素朴な味が出る。だから、その素朴な味を出すためにもあえてスピードを抑えて書いた。

このヨレヨレの線で書いた字形は、剪定した枝で編んだ我が庭の柵そのものの形でもある。

 

【温泉】一二三荘。

 

【タイムラプス】6月24日(月)5:20〜8:31の韮山方面の雨空。23秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2368254416565755?s=100001436582002&sfns=mo