いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

実梅もぐ夫婦の間合確かなり(あ)

【今日の一枚】お隣さんからいただいた梅の実。

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仕事から帰ってカブを車庫に駐めたら、北隣の奥さんがいきなり顔を出し、「今、梅を採ってるだから、梅、要らない? 梅」と言う。

奥さんはマレーシアのご出身で、里帰りして戻ってきたときは、決まってスティック状のインスタントコーヒー一袋を土産にもらう。もらっておきながら言うのも何だけれど、糖尿病の人がそんな甘いものを飲んでいいのかよと言うくらい甘く、しかも量が多い。それで、一本のスティックを二度に分けて飲む。だからなかなか減らない血糖値が下がらない。

奥さんは日本に住んで何年になるか判らないけれど、日本語がとても達者で日常会話もまったく支障ない。私と違って庭いじりが大好きで、春夏秋冬いつも庭をきれいに保っている。

一方、ご主人も、これまた庭いじりが好きで、土日の休みなどは地方局ラジオを流しながら剪定ばさみを持つ姿をよく見かける。

そのご主人、今日は脚立をあちこち動かして梅の実の収穫に余念がない。声をかけてくれた奥さんご自身は高枝ばさみを器用に扱って、ご主人の手の届かない上の実を切り落としながら、「いっぱいあるだから、好きなだけ持ってって」と言う。なるほど、足元のバケツには梅の実が山盛りになっている。それとは別に玄関前の大きなゴミ袋にもたんまり入っている。たった一本の木からこれだけの梅が採れるのかというくらいの多量で、しかもまだまだ枝には梅の実がいくつもぶら下がっている。うちの庭の梅とは大違いだ。うちのはどう数えても3個しか生ってない。木の種類が違うんだろうか。

「それでは遠慮なく」と言っていただいてきたのが、これだけの量。ざっと2kg以上はある(計量してないけど)。スーパーで買ったら結構なお値段です。粒は不揃いだけどじぃじ水(梅ジュース)を作るには十分。さあ、これで今年もとびきり旨いじぃじ水を作るぞ。

そこで今日のアフォリズム。

<不揃いの実は自家製の証である。不揃いだからこその味わいがある。>

 

【書】「告」コク・コウ・つげる・いのる(No.155)

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もとの字は吿に作り、木の小枝に口(〓1=さい)を著(つ)ける形。口は〓1で、神への祈りの文である祝詞(のりと)を入れる器の形。木の小枝に〓1を著けて神前に掲げ、神に告げ祈ることをいう。[説文]二上には、字の上半分は牛の角であるとみて、牛が何かを人に告げるとき、横木をつけた角で人に触れるのであるとしているが、牛はそのようなことはしない。告はもと神に「いのる」意味であったが、のち上の人に訴える、「つげる」の意味となる。王の命令を誥(こう=つげる)という。〓1を木に著けて捧(ささ)げ、神に祈って祭る字は史(まつり、ふみ)である。<『常用字解』より>

〓1(手書き画像)↓

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上部はどうしたって「牛」に見えるが、[説文]の「牛が何かを人に告げるとき」云々の説明は、さすがに無理がある。しからば「木の小枝」という字解はいかに。こちらは牛の角以上に木の小枝に見えないから厄介だ。書いているときは、やっぱり牛の角を意識していた。

 

【絵日記】田辺聖子(No.87)

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そろそろ風景画を描きたいという気持ちもあるけれど、人物画を中途半場に終わらせるのも嫌なので、もうしばらく人物画を描いていくことにします。

洋服の花柄はくっきり浮きたたないようにぼかし気味に描いた。もっとぼかしても良かったかもしれない。

 

【温泉】一二三荘。

 

【タイムラプス】6月14日(金)5:10〜7:48の伊豆長岡の空。39秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2350520155005848?s=100001436582002&sfns=mo