いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

夜来雨たつぷり泰山木の花(あ)

火曜は特支学級の子たちと一緒に給食を摂る。

毎月発行される給食メニューは、全校生徒分を私が印刷して各クラスの配布棚に入れるのだが、そのメニューを見ると火曜は決まってパンが主食になっている。火曜しか給食を摂らない私は、だから給食でパン以外のものを食ったことがない。たまにはキムタクご飯(キムチと沢庵を混ぜたご飯)やソフト麺ミートソース(ソフト麺は去年の途中から諸般の事情で給食に出なくなっていたが今年復活した)とかを食いたいと思うが叶わない。

給食を摂りながら、今日は印刷依頼もないから梅雨晴れ間を狙って正門付近の草刈りでもしようと思っていたところ、教室の下から草刈機の音が聞こえてきた。

教室の下は清掃センターへ通じる桜並木の坂道になっている。そこの下草を清掃センターの方が刈っているのだろうか。それともセンターから依頼された業者の方か、はたまた市から派遣されたどなたかが刈っているのだろうか……。

そうこうしているうちに草刈機の音がだんだん大きくなってきた。ん? この音は下の道路からではないな、ひょっとして教室のすぐ下の斜面を刈っているのか? と思ってベランダに出たら、複数人の人が斜面に散って草を刈っているところだった。

給食のお盆を返しに職員室に戻ったら(学級担任以外の職員分の給食は職員室で配膳するので、特支学級で給食を摂るときは配膳されたお盆を職員室から教室まで運ぶ)ちょうど校長先生がいたので訊いてみた。「草刈りの人がいますけど、どちらの方々ですか?」

そうしたら校長先生はシルバー(市のシルバー人材センター)の方だと教えてくれた。年2回草刈りに入ってもらうのだと言う。そして、私がどうしようか戸惑っているふうに見えたのか、「今日は(草刈りは)いいでしょう、頼んでやってもらっている一方で(私が)草を刈っているというのも変ですから、今日はシルバーさんにお任せしましょう」

「では、今日は相談室の先生がお休みなので、代わりに私がそこへ入ります」「ええ、そうしてください」

というわけで、今日はずっと相談室の子たち(今日は二人)の相手。となれば、iPad Proの出番です。アプリ「Concepts」で2時間ばかりお絵描きをしました。若い子は柔軟だね、あっという間に使い方を飲み込んじゃった。

 

【今日の一枚】泰山木の花。

f:id:jijiro:20190612085541j:image

北側3軒隣の家の庭に咲く。ここは埼玉の方が別荘として使っている由で、普段はご主人をほとんど見かけない。埼玉と頻繁に行き来しているふうでもなく、手入れを怠ればこんな具合になるというお手本みたいに(失礼)、庭には雑草が生い茂っている。その庭のいちばん道路に近いところに泰山木がある。

花は大ぶりで、直径20cmほどもあろうか。この界隈は元は別荘地として分譲されたという経緯もあって、庭木を育てる家も多い。そんな中で、泰山木を植えている家は、私の知る限りではここだけ。

泰山木は広い庭なら見栄えもしようが、我が家のような狭い庭では大仰すぎて収まりが悪い。せいぜいサルスベリ(百日紅)がやっとのところです。

 

【書】「黄」コウ・オウ・き(No.152)

▼甲骨文

f:id:jijiro:20190612085836j:image

▼金文

f:id:jijiro:20190612085845j:image

甲骨文字の字形は火矢(ひや=火を仕掛けて射る矢)の形で、その火の光から「き、きいろ」の意味となるのであろう。金文の字形は佩玉(はいぎょく=腰をしめる革帯(かわおび)につり下げた玉)の形とみられ、傍らに玉を添えた字形もあるが、それは璜(こう=佩玉のたま)の象形とみてよい。腰に帯びる佩玉の組み合わせた形があたかも黄の字形になり、またその薄い飴色(あめいろ)が黄色とされた。(以下略)<『常用字解』より>

甲骨文は腰でフラフープを回している人のイメージで書いた。それで、腰回りの四角をやや丸っこく書いた。金文は個装紙にくるまれたカンロ飴のイメージで書いた。カンロ飴のカンロは「甘露」かと思っていたら、カンロ株式会社という会社名だったんですね。

 

【タイムラプス】6月11日(火)5:36〜7:46の伊豆長岡の空。32秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2345066618884535?s=100001436582002&sfns=mo