いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

若葉して手のひらほどの我が家かな(あ)

孫が夕方来るというので、精肉店で牛肉を買い、菓子店でプリンアラモードを買って待っていたら、お兄ちゃんの練習試合が遅くに終わるから、そっちに着くのは夜になっちゃう明日行きます、という連絡がママから入った。

ところが、明日行きますと言いながら、明日は下の孫娘の練習試合が午前にあるという。ということは、どっちみち今日来たって明日朝一番で小田原に急行しなければいけないし、明日来たって次の日は学校だから、これまたトンボ帰りになる。それで、無理して来なくていい、身体を休めることが先決と「メッセージ」に書いて送信した。そうしたら、「そうします」と返事が来た。

孫が来るというから、せっせと庭の草をむしり、旨いものを食わせようと待っていたのに、すっかり当てが外れてしまいました。

孫たちも、お兄ちゃんが中学校の部活で、孫娘はミニバスケでそれぞれ忙しく、土日ともなれば試合が多くなるのだろうから、小さかった頃のように頻繁に伊豆へ顔を出すというわけにもいかなくなったようです。それはそれで仕方ないね。そろそろ孫離れする時かもしれないな。

 

【今日の一枚】イロハモミジの若芽。

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前庭の、まだ手をつけていなかった箇所の下草をむしり取っていたら、下草に混じってイロハモミジの若芽が生えていた。南隣家の庭にイロハモミジが植わってあり、その枝が我が敷地にも伸びている。ある年のある日、私が境界ぎわの草を刈っていたら奥さんが声をかけてきて、枝が境界を超えて伸びているのをしきりに恐縮されていた。

いえ、ちっとも構いません、おかげでこちらも紅葉を楽しめますので、とは言っておいたが、それは本当のことで、うちのカミさんはこのイロハモミジが好きなのである。うちの庭にはシダレモミジはあるのだが、同じモミジの名があってもこちらには目もくれない。モミジといえばやはり、♫秋の夕陽に照るやまもみじ♫の真っ赤に色づいたモミジと信じて疑わない。唱歌の威力恐るべし。

そのイロハモミジのタネが風に飛んで我が庭に芽を生やした。それが1箇所だけでなく、5、6箇所ある。これが成長して真っ赤に色づくまで私の命が長らえているかどうかは神のみぞ知るだが、いや、その前に、芽を生やしたところにはすでにツゲ、サルスベリ、ユキヤナギ、アオキがすでに陣取っているところで、途中から分け入る余地はないだろう。それともサルスベリをなきものにする? それはちょっと無理。カミさんには、イロハモミジはお隣さんのを借景として愛でてもらうとしよう。

 

【書】「雇」コ・やとう(No.135)

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戸(戶)と隹(すい)とを組み合わせた形。戸は神を祭る神棚の片開きの扉の形。神棚の扉の前に隹(とり)を置いて鳥占いをし、神意をたずねること、隹の力を借りて神意を問うことを雇という。それで雇は「やとう(借りて使う。利用する)」の意味となり、のち人の力を借りること、賃金や料金を払って人や乗り物などを使うことを「やとう」という。神意をたずねた結果をつつしんで拝見することは顧という。<『常用字解』より>

『古代文字字典』にはいろんな鳥の形があって、その中から、戸の前で羽をばたつかせている鳥を選んだ。現在の新字体のように「戸」の下に「隹」が来ている形も複数見え、それらいろんな字形を見ているだけでも楽しい。書けばもっと楽しい。

 

【タイムラプス】5月25日(土)5:59〜8:23の伊豆長岡の空。35秒。

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