いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

万寿菊まるくまるまる雨あがる(あ)

先週、校長先生から、3年生の修学旅行中は仕事を休んでいいですよその分3学期に回しますからと言われた。それはいいが、明日は午後から市内の小中学校の先生方の研修があって午前日課なんだが午後出勤の私はどうなるんだと、校長先生が不在だったので、代わりに教頭先生に訊いてみた。そうしたらお休みしていいですよとのこと。

それで、今後も同じようなことがあるかもしれないし、そもそも私の年間の勤務はどうなっているのかと事務室に確かめた。そこで初めて私の年間勤務日数と時間が判った。

そういうのって普通は勤務の決まったいちばん最初に、これこれこうなっていますのでよろしくと話があってしかるべきでしょう。事務室に訊いたらパッと数字が出たということは、県教委からの通達に明示されていたわけでしょう。それをいの一番に教えてくれなくちゃ。

事務室で渡されたメモには(これまた正式文書ではない)、私の年間勤務日数は170日で、勤務時間数は560時間と書かれてあった。で、示された数字を年間行事予定に当てはめていったら、3月にたどり着く前に上限をオーバーしてしまった。ということは、忙しい先生方の補助をお願いしますと言いながら、実際にはたぶんいちばん忙しいだろう3月にまるまる勤務できないということですね。校長先生が今のうちに仕事を休んでおいて、その分を3月に回してもいいと言っているわけがこれで判った。要はそういうことなんだ。県としても予算的にそれしか出せないができればずっと手伝って欲しい、ということなんだな。

 

【今日の一枚】庭のマリーゴールド。

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畑の除虫に効果があるというので植えたマリーゴールドが順調に育っている。ひょいと見たら隣に新しい蕾が出来ているでないの。同じ大きさの花がこれからボコボコ咲き出すのかと思うと、なんだか嬉しい。横にもだいぶ広がるのかなあ。だったらもう少し間隔をあけて植えるんだったな。

 

【書】「芸(藝)」ゲイ・うえる(No.124)

▼甲骨1

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▼甲骨2

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▼金文1

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▼金文2

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もとの字は藝に作り、音符は埶(げい)。古い字形には苗木を両手で捧(ささ)げ持つ形(甲骨1と金文1)や苗木を土に植え込む形(甲骨2)、木の下に土を加えて苗木を土に植えるという意味を明確にした■(画像参照)の字(金文2)があり、もとは埶の部分だけの字で、会意の字であった。■が正しい形であるが、早くから埶の形になったようである。埶は草木を「うえる」の意味であった。草木に関することであるから草かんむりを付けて蓺(げい)となり、のち云(うん)を加えた藝の字になった。今の常用漢字はうえることを示す埶を省略して芸の字形にするが、よく似た形の芸(うん=くさぎる)という別の字がある。芸は「わざ、技芸」の意味にも使う。

■↓(手書き画像。『超漢字』にもなかったので「Zen Brush 2」で手書きした)

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「藝」は前に一度行書で書いたことがある(No.22)。

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今回は、■の手書き画像も含めて5種類の「芸」を書いた。書いて特に面白いと思ったのは金文1の字。まさにうやうやしくひざまずいて背筋を伸ばし、両手で大事そうに苗木を持つ図である。

それにしても「埶」のパーツがすっぽり省かれた新字体「芸」からは、本来持っていた字の意味を知るよしもない。しかも別の「くさぎる」意味の漢字と区別がつかないとなれば、罪作りとしか言いようがない。

 

【タイムラプス】5月14日(火)7:39〜9:52の韮山方面の雨空。33秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2295476963843501?s=100001436582002&sfns=mo