いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

修繕の軒の居心地雨蛙(あ)

大きな栗畑氏が碁を打ちに、昨日とほぼ同じ時間にやって来た。

4子局であと1勝すれば3子局になるという大事な1局目。栗畑氏もそのことを知っているから、いつにも増して慎重な構えで臨む。で、結果は、残念ながら、落とした。それで、2局目からは心を入れ替えて4子局3連勝を目指すが、1局目の負けから立ち直れず、あろうことか4子局でも3連敗を喫し5子局へと後退。さすがに5子局では負けるわけにはいかないと踏ん張って3連勝し、なんとか4子局に戻す。

3子局を逃し、4子局でまさかの3連敗、5子局は3連勝で再び4子局へ返り咲きと、今日はなんとも荒れた展開となって、トータル●●●●○○○●○の4勝5敗。

というわけで、今日も囲碁三昧の一日でした。平成が今日で終わろうが明日から令和になろうが、私にはどうでもいいことで、こうして一喜一憂しながら囲碁を楽しめる日常があれば、それでいいのです。

 

【今日の一枚】雨樋をプチ修繕。

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前のオーナーが増築した八畳洋間(写真右)と、もともとあった台所(写真左)との間に無駄なスペースがあって(洋間を増築したからそうなった)、去年そこに透明な波板屋根を張って薪置き場を作った。

6年前に今の家を手に入れてから、自分のできる範囲で様ざまな修繕をほどこしてきた。その中で特に大掛かりだった修繕が、写真正面の明かり窓設置。この右側は増設八畳間の押入れだった箇所だが、この押し入れは要らない邪魔と思って解体した際に、ベニヤ板で覆われて見えなかった柱と壁板が、たぶん増築後の雨漏りだろう、見るも無残に朽ち果てているのを見つけた。このことを契約時に知っていたらかなり有利な値段交渉に持って行けたと思うが、そのときはまったく気づかなかった。だいたい、契約するにあたって押入れのベニヤ板をベリベリ剥がして確かめる、なんてことはしないものね。

それで、その朽ち果てた柱を取り去り、支えるものを失ったモルタル壁をハンマーで思いきり叩き割って、そこへ、これまた六畳間のサンルームを解体して出たアルミサッシのガラス戸を持って来てはめ込んだ。それが写真の明かり窓。

その窓の上に雨樋が見えるが、これが浴室へ通じる渡り廊下屋根の雨樋である。この家が建てられた当初はまだ八畳洋間が増設されておらず、敷地奥の浴室へは渡り廊下が通っていた。中途半端なスペースと浴室の間にすっぽり八畳の広さが収まるくらいだから、まあそれなりの長さを持った廊下だったろう。

その廊下の雨樋の集水器の穴がいつの間にか詰まって、雨水が流れ落ちなくなってしまった。流れない雨水は雨樋に溜まり、それが溢れて下の波板屋根にバラバラ落ちるようになった。雨の日はその音が結構うるさい。直そう直そうと思いながら手をつけずにいたが、カミさんが連休明けに来るというこの機に直すことにした。

直すといっても大した修繕ではなく、物置小屋を作ったときに余り出た波板の切り落としを小屋梁の棒に針金で吊るし、集水器の詰まりを直しただけ。たったそれだけで雨水が下のタンクまで流れてくれるようになり、波板を打つ音も消えた。まずは、めでたし、めでたし。

【書】「京」キョウ・ケイ・みやこ(No.110)

▼甲骨文

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▼金文

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出入口がアーチ形の城門の形。甲骨文字や金文の字形によって、その門の形を知ることができる。上に望楼(ものみやぐら)があって、この城門を京観(けいかん)という。大きな城門であり、都をその門で守ったので、京は「みやこ」の意味となり、大きいの意味となる。この城門には、戦場に棄(す)てられた屍体(したい=死体)を集めて塗り込み、呪禁(じゅきん=まじない)とした。門には寺院の山門のように、外界(げかい)に対する呪禁の意味があったのである。<『常用字解』より>

甲骨文を「Wet」で、金文を「Std(スタンダード)」で書き分けてみた。甲骨文では積年の風雪に磨耗した石碑のイメージで、金文では浦島太郎の物語に出てくるような龍宮のイメージで、それぞれを書いた。金文の下のパーツは、本当は真ん中の縦線を最後に書くのだと思うが、あえてアルファベットの「m」のように書いて、少し変化を持たせてみた。

 

【タイムラプス】4月30日(火)5:35〜8:12の韮山方面の雨空。39秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2272555106135687?s=100001436582002&v=i&sfns=mo