いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

鳥ぐもり北に亡くせし友ありて(あ)

今日出勤したら、「心の相談室」の先生から声をかけられた。「お話があったかと思いますが……私の勤務は1時45分までで、そのあとの時間は先生(私のこと)に教室の子らの面倒を見ていただくことになっているようなんですが」。「えっ、そうなんですか?」

いつそういう話になったのかは判らないが、どうもそうらしい。基本的に「何でも屋」だから別に構わないけれど、前もって一言くらいあってもいいよね。相談室の先生は、私が一向に来る気配を示さないので、どうなってるのかと心配になって声をかけたのらしい。

とまれ、どういう子たちがいるのか、教室を覗いてみることにした。

行くと、一人の女の子がテーブルで漫画を描いていた。見本を横に置いて、大きいサイズの大学ノートに、鉛筆で描いては消し描いては消しを繰り返している。

「へええ、上手いね。絵を描くの、好きなの?」と訊いてみる。「うん。こうしてると落ち着くの」。

「そうか。先生も、たまに絵を描くんだよ。タブレットでだけど」。「どんな絵、描くの? 見てみたい」。

そこへ相談室の先生も加わり、それからしばらく漫画の話になった。「ルパン三世」を描いたモンキー・パンチが亡くなったこと、若かりし頃の赤塚不二夫は割とイケメンだったこと、「あしたのジョー」は右を向いても左を向いても髪型が同じということ、などなどいろんな話で盛り上がった。

思わぬところから新しいつながりができました。よし、今度iPad Proを持って行って、一緒に絵を描いてみるか。うふふ、楽しみがまた一つ増えた。


【季節の花】ツルニチニチソウ(蔓日々草)

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今日行った床屋さんの庭に咲いていた。

葉加瀬太郎似の息子さんに散髪してもらいながら、「明日、青森へ行くんだ」と話した。「高校の同級生が1月に亡くなって、だいぶ遅くなったけどお悔やみに行くんだ」と。

同級生は大学を卒業してから永平寺に入り、弘前で寺の住職になった。大学時代は下宿先が近かったこともあり、よく赤ちょうちんで呑んだものだった。彼は青森に戻り、私は神奈川に残った。今度青森に帰省するからと言えば、必ず時間を作って弘前から会いにきてくれた。そんな彼に、明日、お別れの挨拶をしに行ってきます。ツルニチニチソウの花言葉は「幼なじみ」だそうで、これも何かの縁かな。

 

【書】「吉」(No.101)

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士と口とを組み合わせた形。士は小さな鉞(まさかり)の頭部を刃を下に向けた形で、鉞は邪悪なものを追い払う力を持っていると考えられていた。口は●(さい=口の縦画の二本が少し上に突き出た形)で、神への祈りの文である祝詞(のりと)を入れる器の形。祝詞には神への願いごとを実現させる働きがあると考えられていたので、●の上に神聖な鉞を置いて、祈りの効果を守ることを示しているのが吉である。鉞によって祈りの効果がよい状態になると、祈りが実現して人々はしあわせになり、めでたくなる。それで、吉には「よい、しあわせ、めでたい」という意味がある。<『常用字解』より>

う〜ん、どう見ても♬なまりの兵隊とてちてた♬、だなあ。そういうイメージはまったくなかったんだけど、書いてみたら偶然そうなった。

●の画像。「超漢字」にもこの字はなく、いちばん近い字を探した。実際には凵の中のパーツ「一」は左右の縦画にくっつき、凵の角も丸い。読みは「さい」ではなく「こう」。だから、『常用字解』で説明する●とは異なる字です↓

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【温泉】一二三荘。

 

【タイムラプス】4月19日(金)5:19〜7:59の伊豆長岡の空。20秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2255003607890837?sfns=mo