今日で66歳になりました。なったところで、別にめでたくもなんともない。また一歩死に近づいたというだけのことです。
ネットばやりの昨今は面白いサイトがあるもので、ひょんなことから「死去ネット」というのを見つけた＜https://sikyo.net＞。ここで66歳で亡くなった方を数えたら2370人いらっしゃった。そのうちの、私が名を存じ上げる方を挙げてみましょう。
森田童子（歌手 シンガーソングライター）
大杉漣（俳優 タレント）
江戸家猫八（四代目 声帯模写）
宇江佐真理（作家）
市川團十郎（第十二代 歌舞伎役者）
三笠宮寛仁親王（三笠宮崇仁親王の第一皇子）
吉行理恵（小説家 詩人 吉行あぐりの次女）
小林千登勢（女優 タレント）
江藤淳（文学評論家 文学博士）
河内桃子（女優）
富島健夫（小説家）
石橋エータロー（ピアニスト 料理評論家）
式守伊之助（第二十六代 大相撲立行司）
瀬戸わんや（獅子てんや・瀬戸わんやのメンバー）
井上光晴（小説家）
鹿内一生（ねぶた師）
おおば比呂司（漫画家）
鮎川信夫（詩人 翻訳家）
佐野周二（俳優）
花森安治（編集者 グラフィックデザイナー ジャーナリスト）
木谷實（囲碁棋士）
浪花千栄子（女優）
平林たい子（小説家）
時枝誠記（国語学者）
尾崎士郎（小説家）
折口信夫（民俗学者 詩人 歌人）
貞明皇后（大正天皇皇后）
相馬御風（詩人 歌人 評論家）
松岡洋右（外交官 政治家）
河上肇（経済学者）
岩崎小弥太（三菱財閥）
岡本綺堂（小説家 劇作家）
比田井天来（書家）
十返舎一九（浮世絵師）
太宰春台（儒学者 経世家）
紀伊国屋文左衛門（江戸豪商）
伊勢（歌人）
凡河内躬恒（歌人）
大伴旅人（歌人）
おお、旅人まで遡りましたか。よく調べましたね。
旅人といえば、「験(しるし)なきものを思はずは一坏(ひとつき)の濁れる酒を飲むべくあるらし」（ぐだぐだと思い悩むよりは濁り酒の一杯でもぐびっとやったほうがいいみたいですな）と万葉集に詠んだ、あの酒好きの方ですね。
次の元号に決まった「令和」は万葉集が典拠だそうだ。さあて、私は令和の時代をあと何年生きられますかな。
【季節の花】中学校の桜坂。
午前中に校長先生から電話が入り、午後1時に中学校へ出かけた。
ここの桜坂は隠れた観桜スポットで、生徒会歌の一番にも歌われる。明日は入学式で、今年は入学式を満開の桜が彩ることになった。
校長先生からの要望で、勤務時間は午後1時から4時までの3時間と決まった。ああ、ちょうど囲碁サロンに顔を出そうとしていた時間だ。てっきり午前勤務だと決め込んで、仕事を終えたら水晶苑に直行できると思っていたのにな。そう話はうまくいきませんね。まあ、残念だが仕方がない。
仕事内容は、県から派遣されるスクール・サポート・スタッフというということで、先生方の負担軽減のためのオールマイティな補助をするそうだ。要するに何でも屋、だな。で、主にやっていただきたいのは、8人に膨らんだ特別支援学級の補助だという。新しい支援員さんが午前8時からの勤務を希望しているので、その方がお帰りになるタイミングで私がクラスに入ることになるらしい。なんだ、去年やっていたことと同じだ。6時間勤務が午後3時間勤務になっただけだ。ただ立場上は、あくまで先生方の負担軽減のための補助だから、いわゆる指導はできないそうだ。子どもたちの話し相手になってやることはできるらしい。でも、それがいちばん難しいんだよね。
【書】「楽(樂)」（No.86）
もとの字は樂に作り、柄(え)のある手鈴の形。白の部分が鈴、その左右の幺(よう)は糸飾り。もと舞楽のときにこれを振って神を楽しませるのに使用した。また病気のとき、シャーマン(神がかりの状態となって予言や病気を治すことなどを行う巫女)がこれを振って病魔を祓(はら)ったので、病気を治すことを●(りょう＝广＋樂)という。療はのちに作られた形声の字である。「おんがく」の意味のときはガク、「たのしむ」の意味のときにはラク、「このむ」の意味のときにはゴウの音でよむ。＜『常用字解』より＞
この字は前に一度書いた。そのときはまだ甲骨文の楽しさを知らなかった。が、今は違う。楽しくて仕方がない。その気持ちが文字通り表現された。これまででいちばんのお気に入り創作となった。「へ～い、みんな、楽しんでるかい？」という酔っ払いオヤジの声が聞こえてきそうだ。
【温泉】一二三荘。
【タイムラプス】4月4日（木）5:42～8:23の伊豆長岡の空。20秒。
https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2232493500141848?sfns=mo
