いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

白椿ひとつ残し娘嫁ぐ(あ)

【季節の花】白いツバキ(椿)

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庭に出て、落下した甘夏の実をアジサイの根元にまとめた。そのとき、新芽の出ていないアジサイの枯れ枝が気になって、物置から剪定バサミを持ち出してちょん切った。アジサイはもう一箇所、ツバキの後ろにも植わってあって、剪定バサミを持ち出したついでにそっちも片付けてやれと思ってツバキの後ろに回ったら、ツバキの下に白い塊が落ちていた。ティッシュかなと思ったが、これが白いツバキ。白いツバキは今年は咲かないとばかり思っていたら、ほほう、咲いていたんだね。

もしかしてまだ落ちない花があるかと目をこらしたら、あった、一つだけ。これが写真のツバキ。透き通るような白色で、いちばん下の枝にぶら下がっていた。宝石みたいにきれい。

 

【書】「衛(衞)」(No.74)

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音符は韋(い)。韋は囗(い。都市をとりかこむ城壁)の上下に止(足あとの形)が左にめぐり、右にめぐる形で、都市の周辺を違(めぐ)って都市を守の意味がある。韋に行(十字路の形)を加えた衛は、都市の周囲を巡回して衞(まも)るの意味である。のちすべて「まもる」ことをいう。

甲骨文は、旧字体の「衞」の元になった字と思われる。行がまえに挟まれたパーツを見ると、上部が足あとの形だとして、下部は武器を携えた護衛兵のようにも見える。

 

【温泉】水晶苑

月例囲碁大会に参加。今日の参加人数はこれまででいちばん少ない6名。幾度となく地元新聞にお名前が載る最高齢96歳のアマ六段の方と対局できるかと思ったが、今回は残念ながら不参加だった。

6人総当たりリーグ戦で5局打つはずが、4局打ったところで時間切れ。戦績は1局目のそれいけ探検隊長氏に黒星、2局目の大きな栗畑氏に白星、3局目の白髭師匠に白星、4局目の建材氏に黒星で、トータル2勝2敗。5局目は七曲四代目氏と打つはずだったが、時間切れで流れた。

普段勝てない白髭師匠と大きな栗畑氏に勝てたのは嬉しいが、それよりも、1局目のそれいけ探検隊長氏に負けたのが何より悔しい。4子置いてなお白石をあらかじめ2子いただいて始まった対局は(この棋力の計算方法がいまだによく判らない)、序盤から中盤にかけて優位に展開し、終盤で寄せをしっかり打てば勝算ありと読んで打っていたが、最後の最後で大逆転を狙って無理手を打ってきた相手を咎めるどころか、甘々に受けてしまって、結局、大石を殺されてしまった。碁は最後まで打ってみないと判らないの典型パターンで、相手の投了を待つばかりの楽勝の碁だったのに、一瞬にして勝ちを持って行かれた。ああ悔しい。

対局が始まる前に、大きな栗畑氏とイノシシの話になった。この前、我が家の東隣の崖下にイノシシが出たと自治会で話題になったと話し、「(栗畑氏の)畑にイノシシが出たりしませんか?」と訊いたら、「いるいる、たくさんいるよ。うちなんかイノシシにやられないように、イノシシの好む野菜は植えないようにしているが、奴は栗もまた大好きで、うちの栗もずいぶんやられたよ」と言う。「ええっ? 栗って、まさかイガグリじゃないですよね。口が割れて地面に落っこちてる栗ですよね」と返したら、「違うんだよ、枝に生ってる奴を、枝を折って下に落とすんだよ」と言うからびっくり。あの針のようなイガイガの栗をどうやってむくんだろう。前足でこじ開けるのかな。それとも牙で噛み切るのかな。おそるべしイノシシ。

 

【タイムラプス】3月23日(土)6:19~9:04の伊豆長岡の空。20秒。

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