いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

古希までは少し間がある木の芽時(あ)

2校時に念願の凧揚げをやった。先週の金曜(3/15)にやる予定だったが、欠席した子がいたので今日に延ばした。明日、三年生は午前中日課で、明後日は卒業式。全員揃って凧揚げをするには今日しかないというぎりぎりのタイミングだった。

去年の担任の先生から、今年は卒業生のいるうちにぜひ凧揚げをしてやってくださいと頼まれていた。

去年は凧を作っていつでも揚げられるように準備万端整えていたのだが、卒業式の練習が入ってくるとクラスの中で三年生と一二年生が一緒に行動する時間がなかなか取れなくなり、また、一緒に行動する時間がやっと取れても、雨天だったり、晴れても風がなかったり強すぎたりで、結局、凧揚げをしないまま卒業式当日を迎えてしまったという経緯がある。

今年はそうならないようにと、凧揚げのチャンスを伺っていたが、なんだかんだでぎりぎりの今日になってしまった。

今日の天候は晴れで、青空に富士山が映えていたが、いかんせん風がない。勇んでグランドに飛び出したはいいが、風がそよとも吹かない。それでも時折吹く微かな風をつかんでなんとか凧を揚げてみるものの、張った糸の操作に不慣れで高度を保つことができない。そのうち、糸が絡まってしまって団子状態ともなれば、凧揚げの高揚は急に萎え、グランドのコンクリートの段差に次々とヘタリ込む始末。中には思うように揚がらない凧にイライラをぶつけ、書写の時間に書いた「龍」の半紙を凧から剥がし、なんだこんなものという具合にくしゃくしゃに丸めてしまう子もいて、やった~感はイマイチでした。ああ、もう少し風が吹いてくれたらよかったんだけどなあ。なかなか思うようにはいきませんねえ。

凧揚げを終え、これまで使ってきたテーブルの上の荷物を整理する。手作りの書架も解体した。筆も、墨汁も、半紙も、下敷きも、筆置きもすべて片付けた。私がこれまで使っていたすべての道具が消えたテーブルを見て、来年は私がここにいないことを子どもたちなりに察したことだろう。書写の指導支援はできなくなったけど、でも、来年も敷地のどこかにいるからね。そうしたらまた一緒に遊ぼ。

 

【季節の花】キンモクセイ(金木犀)の新芽。

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花ではないが、この時期に新芽の出るキンモクセイをアップしておきます。キンモクセイの新芽ってこんなふうに出るんだ、という記録を兼ねて。

春はいろんな花が咲くから、探せばいくらでも「季節の花」の写真が撮れそうだけど、最近は行動範囲が限定的だから、たくさんの花に巡り合う機会が少ない。狩野川の土手にはそろそろツクシ(土筆)が顔を出す頃だと思うから、春休みになったら久々に土手ウォーキングでもしてみましょうか。

 

【書】「印」(No.69)

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「爪(ソウ)」と「卩(セツ)」とを組み合わせた形。卩(人がひざまずいて座る形)の上から爪(指先)を加えている形。上から強く「おさえる」の意味があり、それは印璽(はんこ)を押すときの動作であるので、「はん」の意味となり、すべて押してしるしをつけることを印という。(以上、白川静『常用字解』より)

最初、新字体の書き順どおり、左上の「爪」のパーツから書き、その後で「卩」のパーツを書いたが、どうもバランスがうまく取れない。微妙な傾き具合が難しい。何度も書き直したがこれといった字に仕上がらず、それで書く順を変えて、「卩」から先に書いて、ひざまずいて座る人の「顔」のあたりに「爪」を書いてみた。そうしたら、それなりにバランスの取れた字になった。納得の字ではないけれど、微妙なバランスは表現できたかな。

 

【温泉】一二三荘。

 

【タイムラプス】3月18日(月)5:42~7:42の伊豆長岡の空。29秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2206557669402098?sfns=mo